厳冬期 北八ヶ岳「東天狗岳(2643m)・西天狗岳(2646m)」

満を持して初めての冬山登山。まずは冬山初心者向けの北八ヶ岳天狗岳にいく事にした。ルートは一般的な渋の湯〜黒百合ヒュッテ〜東天狗〜西天狗〜唐沢鉱泉〜渋の湯。黒百合ヒュッテで一泊するのが普通らしいが朝早く出る事で2時間を前倒しにする計画だ。

「登山前夜」
初日は登山口の渋の湯までという段取り。UDAがうちに来て1台でスタート。ここで思わず登山靴をわすれそうに。あやうく現地即解散になるとこだった(笑)。しっかり再確認し中央高速で諏訪をめざす。おりてから八ヶ岳方面へ。ある程度進むと雪が多くなってきたが道はそれほどでも。いけるとこまでチェーンなしでいきそろそろ滑るかなってとこで装着。年末に買った奴だ。2回目で二人いた事もあり10分ちょいで装着完了。そこから先は急に凍結箇所や坂が増え、まさにベストタイミングの交換だった。
標高1500mを超える頃から雪がちらつく。いよいよという気分が高まってきた。17:30過ぎに宿に到着。車内で暖まったせいか寒さはそれほど感じず。外に出ると新雪が10cmくらい積もっていた。ドア凍結を考慮し荷物は全て部屋へ。すぐに夕食となった。可もなく不可もなくといった夕食の後は9時まで装備チェック。というかお互いの自慢大会(笑)。後は雪上技術の再確認。そしてルートの最終確定をした。温泉が10時までなのですばやく入る。風呂上がりにビールを2杯ほど飲みつつパッキングをすます。12時には寝たが子供みたいに興奮して(笑)眠れず寝たり起きたりだった。

窓は2重構造でないため内側にこんな氷が・・・          Photo by STK Nikon D70

「初冬山の朝」
5:50にアラームがなる。眠りが浅いのですぐ起きて準備と朝食をすませる。
初冬山という事で寒さがどんなものかを体験するのも今回の目的の一つ。上は速乾性のシャツにセーター、インナーのグースダウン、その上に防水のゴアテックスのレインウェアを着る。下は高機能タイツ、膝下はレッグウォーマーをあて、テニス用のズボン、その上にゴアのレインウェア、その上にスパッツだ。上は心配ないが下はもしかしたら寒いかな?という予想。
そしていよいよ外へ。夜のうちに5cmほど積もった模様。今も小雪が降り続き太陽は全く見えない。首からかけたカメラのストラップにつけたプロトレックの温度計はすぐに氷点下をしめす。しかし着こんでいるため寒さはまったくなし。登山口からはすぐに斜面になるのがわかっていたので最初からアイゼンを着ける。訓練を兼ねてアウター手袋をしたままやったためちょいとてこづった。時間は6:30を過ぎいよいよ出発だ。

 
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