DIARY ARCHIVE
2000.7.1
今日からスタジオに関する日記を書くことにした。
バンドメンバーの出資で16トラックハードディスクMTRを購入。今まではMD4Sでかなりの苦労(8チャンネルMIXでも2回ピンポン)をしながらレコーディングを行ってきたが、これでかなりプロデュースが楽になることであろう。
2000.7.2
VF-16についてちょっと
HOME STUDIOにて「LOST LOVE」の2NDレコーディングを実施。さすがにトラック数には余裕は感じた。エフェクトも結構高品位でリバーブ(Plate)などは気に入った。ただこのVF-16、非常にコストパフォーマンスはいいのだがやはり欠点もあった。パンチインの精度がペケ。音が連続しているところでパンチインすると0.2か3秒くらいの隙間が出来てしまう。YAMAHA MD4Sではまったく考えられない問題だった。これはレコーダーとしては致命的では?と思ってしまったほどだ。まーパンチインが多数必要なパートはMD4SでとってVF-16に送るという手もあるが、MD4Sにデジタルアウトがないのでフルデジタルではなくなってしまう。1回D/A&A/Dコンバートが発生するので劣化は生じてしまう。まー今まではデジタルアウトのないMD4SでCDを作ってたから、些細な問題といえばそーなのかもしれないが、個人的には唯一大不満だった点だ。

2000.7.9
-ちょいと訂正-  前回の話でVF-16のパンチインの精度がいまいちという話題があったが、これは手動またはフットスイッチを使用した場合のみの問題であった。オートパンチインを使えばまったく切れ目がないパンチインを行うことが出来た。とりあえずは一安心である。しかしこの機能についてはフットスイッチでも高精度のパンチインが行えるMD-4Sに軍配があがるといっていいであろう。 まーVF-16に対しては散々厳しいことをかいたが、最近使いなれてきてかなり気に入ってきた。
特にEQ(イコライザー)は使いやすい。LOWはシェルビングでFQ固定だが、HIとMIDがパラメトリックなのでかなり細かい音つくりが出来る。今までパライコを使ったことはあったがグラフィカルに表示されないので使いづらい事が多かった。しかしVF-16なら小さいLEDながらもEQのカーブを明確に知ることが出来るのでかなり満足している。2チャンネル+マスター1チャンネルながらCOMP(コンプレッサー)もあるのでいろいろと応用がきく。今まではなんとボーカルにGT-5のCOMP/LIMITTER(BOSSのギターエフェクター)をインサートでかましていた。GT-5は入力のレンジが広いのでそこそこいい音質でエフェクト出来てはいたが、やはりギター用なので微妙な音質の変化が発生していた。そのエフェクター不足からも開放されて今では余裕すら感じる。
そしてなんといっても16トラック!(アディショナルを入れると24トラック) MD4Sではミックスダウンに何時間かけたことか・・・。ピンポンしてMIXして失敗したらピンポンMIXからやり直し・・・。しかもピンポンしてもソースを残すためにはコピーが必要。コピーには曲の時間ぶんかかっていたので相当のストレスを感じていた。コピー&ペーストの回数が多すぎて間違ってOKテイクを消してしまったこともあった・・・。今ならコピーの必要すらないし、コピーしたとしても、4,5分の曲で十数秒しかかからない。これで20GBのHDが付いて10万なら安い方だろう。VF-16があまりにも安いのでKORGがD16の値段をあわてて下げたという話もあるらしい。
・・・この1週間はVF-16で遊んで寝不足の日々が続いた。

2000.10.30
今日はひさびさにHSSTKのページを更新。じつに半年ぶりのマイナーチェンジ。表紙はシンプルなものをめざしてつくった。写真はフォトショップで加工。あまり目立ちすぎない程度の加工にしたつもり。yakken氏の情報提供もあり、最近ようやくフリーのCGIスペースをGETしたのでカウンターは自前(CGIはコピーだが)。ホームページビルダー2001も最近手に入ったので結構やる気が出てきた。最近は仕事が忙しいのでHPをチョコチョコっと変更するのが唯一の楽しみというか日課。みてくれる人もいるとやる気が出る。

2000.11.7
最近忙しくてなかなか更新できんなー。帰ってきても風呂入って寝るだけだし。は〜〜たまには定時にあがりたいぜ。それにしても最近は掲示板の影響もあってかカウンターの増えがはやいはやい! 書き込んでくれてる方にはほんとうに感謝してます。

2000.11.18
今日は寒い!HSSTKは来た人はわかると思うけど冬はホントーにつらい。なにしろ真冬になると朝は5度くらいまで冷え込む。どういう壁のつくりなんだいったい?息は真っ白になるし・・・・。石油ファンヒータがあるんだけどつけ過ぎると酸欠になりそうだからあんまり好きじゃない。今年はコタツでのりきるかな・・・。

2000.11.19
今日はRED ROASTERという波形編集ソフトで遊んだ。今まではほとんどSSW50VSで波形編集をやってたけどやっぱりコンプとクロスフェードが使えるとちがうよな〜。クロスフェードはリミックス向きだけど。あとはマルチバンドコンプができればいうことないんだけどなー。

2000.11.24
今日はちょいとヨドバシに遊びにいった。PC用の椅子をグレードアップしようと思って行ったのだが欲しいやつは25000円!う〜〜ん、PCの椅子に座る時間が長い自分にとっては快適な椅子が欲しいのだがちょっと高すぎる・・・。ということで結局REC時のミキシングエンジニア用マイクを買った(すげーヤスモン)。けどあるとかなり便利だ。しかもスタンド付きなのでREC操作をしながらプレイヤーと話が出来る。こんな安い(1280円!)なら早く買っとけばよかった。
そうそう話は変わるが「RED ROASTER」、マルチバンドコンプもあった。なにしろ説明書がないので使いこなすのが大変だ。なぜ説明書がないか? それはいつもどおりの理由です。

2001.1.?
ついに買ってしまった。超高級(そうな)椅子。前々からPC用の椅子がいまいちだなーと思っていた。最近はMIXとかにかける時間がかなり長いのでここは金をかけても無駄ではないな、ということで前々から買おうと思っていた。町田のヨドバシで狙ってた椅子はなんと25000円!しかし座り心地がすごい!買い物に行くたびにだらんと座って「これ欲しいな〜〜」と思っていた。4回目くらいでついに買うことに。持って帰れるように車で行ったが在庫がないらしく発送してもらうことに。ちょい残念・・・。それがようやく来た。組み立てるのがかなり大変(重いから)だったが完成して座ると・・・らくちん〜〜! これなら長時間ミックスしてもつかれずに集中力が保てそうだ。どうせなら仕事場に欲しいくらいだけど無理だろうな、さすがに。

2001.3.11
今日は久々にじっくりとミックスをした。曲は Fourth Dimension の「Wind of Heart」。とにかく音圧を出そうということを念頭においてやってみた。RED Roaterのマルチバンドコンプとかを使えばかなりの音圧を出すことは出せるがパラメータが多い上に元になる曲のダイナミックレンジによってはクリップして音が歪んでしまうのでいまいち使いこなせなかった。今回は各パートからコンプ、EQを駆使してやってみることに。ドラムは高域をパライコでブースト、ボーカルは-15DB、RATIO 6:1のコンプ。シンセも高域を持ち上げトータルEQでちょい中域をカット。VF-16でシーンごとに音量調整しシーン毎に保存したりするのが大変だったが・・・結果的にはかなり音圧を稼ぐことが出来た。WinampのEQ表示でも市販のCD・・・とまではいかないが、かなりメーターが跳ね上がっていて実際に聞こえる音圧もアップしたようだった。3時間は費やした・・・が結局地道にそうやって細かくパラメータをいじれば音圧アップは出来るということがわかりかなり勉強になった。

2001.7.29
今週末はヒサビサに二日ゆったり休みを取れたのでくつろいだ。スタジオいじりも出来ていろいろと充実した。ニュージーランドへ旅立ったYakkenからの借用デジタルリバーブレータをつけるなど機器構成を多少いじって一つのことに気づいた。リニアでするマルチバンドコンプはかなりいい! ということである。月初めに買ったUN96を手にするまではZOOM RFX-2000のエキストラエフェクトを使用することはなかった。RFX-2000添付ソフトが正常に動くMIDI-IN環境がなかったからだ。PCのGUI上で行うRFX-2000のエキストラエフェクトにはかなりの高機能があり20TAPディレイや31BANDグライコ、さらに4BANDパライコ+3BAND COMP等がある。このマルチバンドコンプ、ずっと使ってはみたかったがINPUTがアナログなのでVF-16のマスタリングには使えないかなーと思ってた。が、リバーブをYakkenのREV500にすることにより空間系エフェクトはお役御免となり、アナログ接続(出力はOPT-DIGI)ではあるがファイナルマスタリングに使ってみることにしたのである。その結果・・・すばらしい音圧を得られることに! ダイレクトでモニタリング出来るのでCOMPの効き具合が一聴瞭然(!?) RFX-2000を買ってかなり経つが一番の衝撃&感動であった。おかげで日曜はマスタリングエンジニアとしてかなりの時間を費やした。楽々音圧を得られるので今までの苦労はなんだったんだろうと思ってしまったほどだ。普通のトータルCOMPだとスレッショルドで音が不自然に圧縮されたりという事がよくあったがマルチバンドCOMPではそんなことはない。アナログ入力とはいえA/Dコンバータがいいせいかあまり劣化を感じない(というかほとんどわからんレベル)。全曲リマスタリングするか?と思ってしまったほどだ。まーきっかけは変だったがあらたな発見が出来てよかったよかった。おしまい

2001.8.22
ヒサビサにホームページのデザインを変更。ホームページビルダのツールで作ろうかと思ったけど、どうも性に合わないのでシンプルにいった。コンテンツもワードアートだし(笑)。トップの写真はリバーサルフィルムで偏光フィルタをかけて撮った。やっぱ機器は偏光使うと宣伝写真っぽくなっていい感じ。最近バンド活動が間隔長くなっているのでクラシックギター、フラメンコギターのコンテンツも作る予定。お楽しみに。

2001.11.1
今日から待望のフレッツADSL!
今まで常時接続でもないのにつなぎっぱなしで電話代がかなりかかっていた。
けど今日からは全然気にせずにつなぎっぱなしに出来る!
DLも速いしとりあえず満足。HP作りもやる気が出てきた.

2001.11.2
ゼンハイザーのヘッドフォンがクラッシュしたためしばらく使用不能だったボーカルブースが復旧しました。といっても最近はこれといったレコーディングもなく困っていたわけではないんだけど。ただ、いざRECしようという時に使えないのも困るので購入しました。Audio-Technica製の17000円くらいのやつ。ボーカルレコーディング用なのでもちろん完全密閉型。えっ?なんでかって?ここでホームスタジオを作ろうとしてる人のための基本講座。ボーカルブースでは口のすぐそばにマイクがあるので、オープンタイプ(音がもれる)のヘッドフォンでは、もれた音をマイクが拾ってしまいヘッドフォンから出たその音をまたマイクが拾い・・・という増幅を繰り返してしまいます。最終的にはピーーーっという超高音が出てしまうのです(まーいわゆるハウリングです)。スタジオ練習をしたことがある人ならこのハウリングには悩まされたことがあるでしょう。特に吸音を施していないライブな部屋でマイクのGAINレベルを上げすぎると、ドラムやアンプを通したギター、ベースの音がボーカルマイクから入って酷くハウり練習どころではなくなってしまいます。という事情がありボーカルREC用のヘッドフォンは完全密閉型でなければならないのです。まー夏場のRECでは暑いという問題が出てきますがオープン型では使い物にならないので汗をかきながらレコーディングに励むわけです。

2001.11.17
今日は一ヶ月ぶりくらいのテニス。運動不足なのでこのテニスが唯一の解消手段となっており、結構楽しみにしていた。有明テニスの森でいつもやっているが今回は予約できずキャンセル待ち(わずか1コート)。抽選には二人しか参加出来なかったのにいつも通りの強運で当選!なんかはずれる気がしない・・・。今回はバックハンドのイメージトレーニング(?)をしていたおかげで、かなりまともに打つことが出来るようになった(前に較べてまともといいうだけでまだまだだが)。ただやっぱりバックハンドはまだ力みがあってテニスを始めた頃みたいに親指の皮がむけて痛い痛い。けどコツはつかんだので次が非常に楽しみだ。秋晴れで天気もよくかなりさわやかスポーツ企画で自分らしくなかった(?)。

2001.12.10
この前ヒサンな事が起きてしまった・・・。休出のため車で出社中、東名を走っていたら突然ビシッという音が。よく見るとフロントガラスに弾痕のような傷が!どこの車が跳ね上げたか、荷物が飛んできたかしらんが1cmほどの傷が助手席前に・・・。もちろん貫通はしてないけどもし車検が通らなかったら10万円の損失・・・。やってられん、ふざけんなコンチクショー。実はフロントガラスに傷がついたのはこれが2度目。そう大した距離を走りまくってるわけじゃないのに運が悪すぎる。周りに結構車がいたんでどいつが原因かわからんので怒りのぶつけどころがない・・・。ボーナスでギターでも買おうと思ってたけど一気にさめてしまった・・・。以上、ここ数ヶ月で一番ショックなことでした・・・。

2002.1.3
またレンズを買ってしまった・・・(通算5本目)。別に後悔はしてないけど高いだけに、またやっちったーという感じ。Nikonの18mm-35mm(f3.5-4.5)広角ズーム。今まで使った広角で一番画角が広かったのがTokinaのズームのワイド側24mmだったので18mmの写りは驚異的だった。まさに超広角!狭い部屋でも寄って寄ってとか言わないでも撮れるし、車ん中でも普通に撮れる。最短撮影距離が33cmなのも使える。歪曲収差もよく補正されてていう事なし。今までかったレンズで一番高かったけどそれなりの価値はあった。今度写真を撮ったらさっそくアップします。
2002.1.4
車にキズがつきショックだったんで気を紛らすため(?)にリアスピーカー(KENWOOD製)を買った。車のオーディオは35W×4だったが、フロントスピーカーしか積んでなかったので高速で走行してる時は後の人がよく聞こえず音量上げると前の人がうるさいという感じだった。配線に苦労したが大晦日にようやくセッティング完了。実際音を出すと結構音量もある。まー低音が25Hz〜なんで重低音の迫力には欠けるがクリアでぬけがいい感じの音質。これでフォーディメの曲を後ろに座った人にも無理やり聞かせられる(?)。
2002.1.17
最近は寒すぎて楽器を弾けるほど指も動かんのでドラム練習(体温アップのため)やらHP更新をしている。あとは今まで撮った写真のスキャン。左の写真はNEW広角レンズで撮ったもの。大して大きくないスタジオ機器なのにパース(遠近感)がついてるのがおわかりでしょうか?最短撮影距離33cmの威力がでてます。この前買ったオレンジ色のライトでライティングしたら意外とムードのある写真になった。

2002.2.9
うーむ。忙しくなるととたんに更新が滞ってしまう…。先週は普通に忙しい上にトラブル続きで大変だった。あと仕事の激しい飲みも少し関係してたんだけど(笑)。スタジオで変わったことと言えば、BEHRINGERのパッチベイを買ったことくらい。スタジオ機器の配線には頭を悩ませていたけど機器の後ろを見てあれこれというのはなくなりました。前面に指すだけでメインミキサーへダイレクトイン。いい買い物でした。ただおかげで短めのシールドが多数必要になり早速町田イシバシで購入。やっぱりこだわりがありいいモノを購入。…そして金額はなぜか16000円!理解不能な人が多いことでしょう。自分も買った後、何こんなモンに金かけてんだ?と思ってしまった。けどいい音へのこだわりがあるのです。そんじょそこらのやすっちーケーブルは絶対使わん!15cmのでも2100円。今回ドラムREC用に3mも2本。EFFECTリターン用にも2本買ったらこんな値段になってしまった。今日はハードディスクも買ってたんでかなりの出費になってしまった(録音データでパンクしてたので)。その後はPCのパーティションいじりまくってたらXP上がんなくなるし…。機械いじりで1日終わってしまった…悲しい。

2002.2.11
昨日のライブハウスの演奏を聴いてまた音楽への想いが高まってきたのでドラムを叩きたいのだが、こんな時に休出。帰りは大渋滞だったので車内でJUDAS PRIESTを大音量でかけまくりスティックで思わずハンドルを叩いてしまった(笑)。帰ってからはドラムの配置を変えたりして叩いたが騒音タイムリミットになってしまって不完全燃焼…。こんな時は1階だったらなーと思ってしまう。ダブルペダルの購入を考えている自分にとっては2階に住むメリットはあまりない。クッションをひいているとはいえバスドラは下に響くだろうからな〜…。今週早く帰れる日があったら叩きまくろっと。

2003.4.20
最近あまりにも更新がなさすぎなので日記くらいは月1(目標は低く)で書くことにしました。また忙しくなったらそれすら出来なくなるかもしれないけど再出発という事で。。。

2003.4.29
この前車で走っていて30000kmを突破してしまった。HPの記録を見ると2002年の5/21に20000km突破だから、週末しか乗れないドライバーとしてはかなり走った気がする。去年の6月あたりからテニスを本格的になるようになったのが一番大きいのかなー。ほとんど有明でやるから一回で120、130kmは走るし。おかげで高速料金もばかになってない事に気づいた。1年で5万円(58000円分)のハイウエィカード2枚も使い切ってるし!まー楽しんでるからいいんだけど意外と驚く統計であった…。高額ハイウェイカードは来年3月から無くなるから今のカードが切れたらETCにしてしまおうと考えている今日この頃です。割引率は50000のカードと一緒だしいちいち精算しないでいいのもいいかなーという事で。

2003.5.1
今日シングルスでUDAと対戦。とりあえずはストレートで勝ったけど7-5という危険なセットもあり楽な試合ではなかった。あれでつなぎの小技を覚えてきたら自分もうかうかしてられない。。。とにかく肩が強いのでサーブが平均して入って来るとなかなかブレイクは難しいかもしれない。こっちも負けずに修行だな…。

2003.5.3
今日も有明でテニス。バキとツカポと3人だったのでシングルスメイン。ボレー練とか激しくやったせいか大汗をかいてしまった。そのおかげで終わった後のビールがうまいうまい。みんなで大ジョッキから入ってしまった(笑)。今日は芝の晩翠という韓国料理屋。炭火ではないけどすべてにおいていい味。炭ケチってなかなか焼けない銀座のどっかの店よりは断然いいでしょう。80点。

2003.5.11
今日はヒサビサ(っつっても10日ぶりくらいか?)のテニス。いつものメンバーではなくInspire the next?の仲間。雨の確率70%だったけどよくもって降られず。ダブルスメインで海老名で2時間。フォアのホームランが相変わらず出てしまったがそれ以外はまあまあ。ダボリもほとんど無く最近にしては調子のいい方か?課題は相変わらずバックハンド…。終了後は生まれ変わった海老名周辺の「和み」(だったっけ?)という飲み屋で冷えたビールをガブっ。いやー、スポーツの後のビールはサイコーっすね。うまかった。。。

2003.5.15
木曜は仕事後にテニス。張り切って道具を持っていったはいいが雨がやまず中止…。先週は雨70%予報だったから持って行かなかったが結局降らずに実施(参加出来ず)。だったので今週は気合入れて持ってったのに空回り(ストレス倍増)。今週末は旅行のためプレイは出来ないのでホント残念。

2003.5.17
フォーディメギタリストを訪ねて福島は郡山まで長距離ドライブ。ボーカルYoshi氏がいつの間にか新車を買ってたのにはビックリ!そのFORESTER、運転してみたところかなりの快適さに結構感激。自分好みのサスの固さで走りを楽しむには結構いい感じでした。ターボの加速も申し分ないし。8:30に出発したので12時過ぎには郡山到着。予定通りリカちゃんキャッスルに突撃?(笑)。さすが福島随一の観光名所?バンドメンバー(男のみ)で乗り込んでバイトの女の子が笑っていたように見えたのは気のせいか?まー話のネタにはなりましたホント。その後はギタリスト夫人を訪問。元気そうで一安心。丈夫な子を産んでくださいね。その後は磐梯スカイラインに近い温泉があるホテルに宿泊。いわくつきの風呂もありなかなか楽しめました。硫黄の匂いが体に染み付いてしまったのには驚きましたが。

2003.6.15
今日も有明でテニス。久々のサシ勝負で相手はバキ。最近のバキは昔ほど強震せずフットワークを生かしてつなぎ重視で相手のミスを待ち、チャンスがあれば前にも来るというもの。野球じこみの強肩を生かしてフラットサーブの威力もかなりついてきている。・・・がしかし、今日は!!大差で圧勝!めちゃめちゃストロークが冴えていて相手のショートボールにはいい位置で食らいついて、ダウン・ザ・ラインも逆クロスも自由自在。今までにないってくらいWinnerを取って気分最高パーフェクトWIN!(6-4 6-2 6-0)。

2003.6.22
ひさびさのオイル交換実施。ここ1年はテニスで有明やら休出で大井松田やらで往復100km前後の外出が多かったので10000km以上走行。今年の9月で4年経つが現在32322km。年8000平均からだいぶ距離が増えた。たまには変えないとというわけで多分7000kmぶりくらいの交換。結構オイルが汚れていたとの事。もうちょい大事にしないといかんなーと痛感。ついでに久々の洗車も実施。やっぱきれいにして走るのは気持ちよかった。

2003.7.5
ついに?買ってしまったデジタルビデオ。ここ最近テニスのプレイを毎回のように(ツカポのビデオで)撮って動画編集やら色々やってたので自分でも欲しくなり買ってしまった。カメラは一眼レフを使っている事もありレンズにこだわってかったのはビクターの12万くらいの物。F1.2のレンズのためはっきり言ってデカい。けど小ささ軽さには全然こだわっていないのでどうって事なし。望遠レンズつけたNikon F100に比べたらずいぶん軽い。肝心の画質はまーやっぱり暗いところでの撮影には強いかなーというのが第一印象。曇りの日の室内でも若干ノイズが入るけど普通に撮れるのは大きい。今後はスタジオでの演奏風景やテニスの試合を中心に撮影する予定。Adobe Premiereで編集したものをアップする予定なのでお楽しみに。

2003.7.12
ようやくETC装置を取り付けました。7/9に有休を取ってたのでオートバックスで取り付け。もう50000円のハイウェイカードが販売中止なので最後の1枚を使い切ったタイミングで付けました。ここ最近は年間10万円くらい高速代で使っているのでハイカと同じ割引率(50000円で8000円のオマケ)のETCにすればまー機械代、取り付け代を含めても3年くらいで元が取れるので迷わず買い。ただ、まだカードの手続きが終わってないので実際に使えるのはもうちょい先。これで車内で金の用意をしたり、高速のレシートで散らかる事もなくなる(ちゃんと片付ければいいだけの話か?) まー優越感も味わえるしいいかな。普及しすぎる前の方が少数派で気分もいいことでしょう。

2003.7.19
今日は高校同窓の仲間と飲み会。医者になって最近ポルシェ購入のBOBIBOBUを迎えて10人弱でがぶ飲み。10年ぶりの人もいてかなり面白かった。2次会ではさらにウイスキーがぶ飲みで何がなんだかよくわからん状態に。YakKenが家に帰れないので相武台のHSSTKまできた。酔った自分にありがちな行動だが銭湯に行きたがる。うちのすぐそばに湯快爽快という近頃流行りのスーパー銭湯があるので1時過ぎに入浴。滝に打たれた後はかなりの酔いなのにサウナに入るという危険技までしてしまった。後は家で爆酔じゃない爆睡。翌日はVice Cityやギターを楽しみつつ夕方には有明へ出陣。YakKenとサシで3時間もやってしまった。おかげで二日酔いもほぼ解消。えらい疲れたが明日も休みなのでいーや。

2003.12.21
<テニス>千葉市までいって大会に出ました。そしてついに、、1勝目です!1試合目はUDAと二人して遅刻して行っていきなり試合で0-6負けという失態を演じてしまいましたが、2試合目は6-4で初勝利!3試合目は3-1とリードしながら勝ちを意識?して3-6と逆転負け。後半相手のサーブがよくなりこちらがわにもミスが増えて40-40のノーアドでのポイントを3回くらい落として悔やまれる試合でした。けどとりあえず1つ取った事で今後につながるでしょう(前向き)。

2004.1.20
最近熱帯魚飼育のやる気が2年振りくらいに復活してきました。衝動的に90cm水槽やら濾過装置やらを購入。さらにインターネットで調べて知った発酵式CO2添加という方法をマスター。今目指しているのは疲労時に心が癒される(?)水草水槽。水草が育つにはやはり二酸化炭素が必要なのでなんとかして水槽内に一定濃度を保つ事が必要。しかしご承知の通り二酸化炭素(CO2)は炭酸ガスとも言われる通り放っておけば抜けて空気中に発散してしまうもの。なので強制的に添加する必要があるのです。方法はいろいろあるのですが酒屋に置いてあるような炭酸ガスボンベを使うと場所をとったり機材をそろえるのに時間がかかるので自分は発酵式を採用しました。これは砂糖を寒天でかため、その上にイースト菌・水を混ぜ発酵時に発生するCO2を水槽に添加する方式です。ペットボトルに砂糖を寒天で固めた物を入れて密封し管を水槽につっこむ事で出来ます。コストパフォーマンス抜群。500グラムの砂糖で1ヶ月弱CO2を供給可能。ちょい手間はかかりますが慣れれば問題ない方式です。今後茂りまくった水草の写真でもアップします。

2004.2.22
やっぱり予約してしまった。Nikon D70。CanonのEOS Kiss Digitalに対抗して作られたNikonの普及型デジタル一眼レフ。市場の予測をいい意味で裏切る高スペック。価格も15万(実売120000)でコストパフォーマンスは最高。迷う理由はなかった。。けど最近残業少ないから貯金が減る・・・。

2004.2.24
8ヶ月ぶりのオイル交換。今回はエレメントも交換。さらにATF交換も初めてやった。ATFはオートマのオイルの事。相当汚れてるのはアクセル踏んだときの噛み具合の悪さでかなり実感してたけど交換したらビビった。新車かと勘違い(笑)。それくらい踏み込んだ時の加速が回復。よっぽど汚かったんだなーと実感。これからはちゃんと2年に1回は変えるようにしよう。。

2004.3.19
ついに入手しました。NikonD70!会社おわって急いで町田ヨドバシいって発売日に入手しました。ひとまず部屋でいろいろ撮ってみたけどやっぱ暗いので明日以降明るいとこで彩度、明度、コントラストが高いものを撮ってレポートしますのでお楽しみに。まーファインダーをのぞいた感じはさすがにこのクラスだけあってちゃちいというか倍率が低くて見易さはF100とは較べるべくもなし。シャッター音も構造が違うとはいえ切れ味は全くなし。けどそれはわかってた事なんでま、いっか。

2004.3.21
というわけでファーストレポートです。・・・・・・さすがの一言です。まさに一眼レフの写りがそのままデジタルになった感じ!今月のまあまあな写真に鳥をアップしたけどどうでしょう?これは安物レンズの200〜400mmだけど撮影感度をショットごとに変えられるのでブレる心配なし。全て手持ち(三脚自体もってなかった)撮りだけど問題なく撮れました。ほとんどが400〜500分の1くらいのシャッター。結構条件によっては暗かったけどそのときは思い切って感度を800〜1600にアップ。夜景と違ってノイズも目立たなくかなり実用的である事がわかりました。望遠系のレンズがまさに生き返った感じです。今まではこのレンズを持っていっても三脚なんて常時は持ち歩かないのでISO800くらいのフィルムじゃないと暗いトコではとれなかったのが、D70では楽に高速シャッターが切れる!これはホントにデジタル化の大メリットです。
次にすごいのが即応性。今までのデジカメは撮ったら液晶に砂時計が出て記録を待つ、というのが普通だったけどその待ちが全くなし。高速連写でもしない限りは全く待ちがなし。ストレスなし!ホントに今までのフィルム一眼レフのように撮影可能!
さらに・・・もっと書きたいけどそれは次回にまわします。
 
2004.4.11
引越しの準備を始めたが・・・。かなり大変・・・。荷物が多すぎだ!まーわかってはいたがあと2週間で準備できるのだろうか?と不安になってしまった。。とりあえずケイヨーD2で段ボールもらってきて箱詰めしてはいるけど一体何箱必要になるんだ?というような雰囲気。思い切って色々捨てないと埒が明かない、といった感じです。

2004.4.28
引越し初日。前日の台風並み嵐は収まったようで快晴。逆に暑すぎなくらい。前日兄貴に借りたステップワゴンで5往復。4往復くらいまでは気合入ってたせいかなんともなかったけど最後はさすがに疲れた。。。5回中3回はほぼ満載だったので荷物の積み下ろしで階段を100回は上り下りしました(2F→2Fなので)。フロ用品も詰め込んでしまってるので湯快爽快へ。あしたに備える。。

2004.4.29
引越し2日目。今日がメイン。YakKENとKAZUが手伝いに来た。まずは2tトラックを借りににレンタカー屋へ。6時間借りたのだがこれが失敗だった。。その理由は後で述べるとして・・・。とりあえずトラックを部屋の目の前の坂へ止めようとしたが、急すぎて底をするのが確実なので坂の上に止める事に。ステップワゴンじゃ運べないデカめ重めの荷物を積み込む。冷蔵庫、テレビ、テレビラック、ガスコンロ、洗濯機、社長椅子、食器棚、パソコンラック、本棚、ソファー、大きめのダンボール。そして最後にマッサージチェア!これが一番重かった!3人がかりで坂を登ってトラックへ。そして海老名へ移動。途中ファミレスで昼食を取ったが混んでいて店員がいいかげんなため料理が出てこずかなり時間をロス。その後新居の前へトラックを駐車。一休みした後、荷物を部屋へ搬入。しかしこの時点で3時半くらい。トラックは5時までだったのであと1往復はきついと判断してとりあえずレンタ返却。今考えると高くても延長すればよかった。結局この後ステップワゴンで4往復する事になろうとは。。。この日不動産屋に旧居のカギを返す予定だったが、最後の掃除が終わらず明日返す事に。手伝ってくれた二人には海老名のわいわい苑で焼肉をご馳走。結構食いまくった。。値段の割に味は○。ホントくたくただ。みなさん、お疲れ様でした。

2004.9.14
相変わらず更新知らずなページですいませんが。大幅?な更新を加えました。新コンテンツ「Alpinist」を追加。登山を始めたのでそれをネタにいろいろ紹介していこうと思ってます。

2004.9.18
次の登山も近い?という事で登山用の時計をヨドバシネットで買っちゃいました。CASIOの「PRO TREK」。高度、気圧、温度、方位が測定出来て、高度については自動メモリ機能もあるのでどれくらいのペースで登ったかが後でわかる。あと指定高度に到達したらアラームも鳴らせる。さらに気圧も24時間前までのグラフが表示されるのである程度の天気予測には使えそう。ちょいと次回が楽しみです。

2004.9.26
今年は中日が優勝しそうという事もあり、横浜スタジアムに応援に。数年ぶりの野球観戦は小雨の中、三塁側外野寄りで応援団に合わせて応援しつつになった。客は三塁側(中日)の方が若干多い感じだ。まあ優勝争いしてるチームと最下位チームの差といってしまえばそれまでだが。。試合はショーゴーのツーランと立浪の犠飛で3-0で勝利!抑えの岩瀬がピリっとしてないのが気になったけど、とりあえず勝ったからよかったかな。帰りは中華街でうまい焼きそば食ってかなり満足。

2004.9.30
中日がM1!胴上げを見に神宮へ!思わず会社を早退してしまった(笑)しかしラミレスに2発食らい万事休す。残念な結果となってしまった。。。

2004.10.18
八ヶ岳を縦走してきました。疲れたけど天気がサイコーで景色が素晴らしかった!登山記録も近々更新します。

2004.10.20
日本シリーズ第4戦を見に西武ドームへ!5時前に早退して出たけどあまりに遠く着いたのは7時半くらい。一方的な打撃で完全勝利!山井もシーズン2勝とは思えない完璧なピッチング。しびれました。。

2004.10.24
谷川岳と吹割の滝に紅葉を撮りにいきました。PLフィルター激効き!!近々アップします。

2004.12.11
冬山入門で丹沢にアタック。まー雪がないのはわかってたけどまったく訓練になりませんでした。翌日は天候不良のため大幅にショートカットして下山。ちょっと残念。。。

2004.12.30
今日は実家に帰ろうとしたが、なんと車のタイヤがパンク!夜も遅いので明日直して行くことに。。。ついてない。5年以上かえてないから思い切って四輪替えるかな。

2004.12.31
昼くらいにタイヤを直しにオートバックスへ。しかしかなり混んでて交換開始まで1時間半待ち。時間つぶす物も持ってきてないのでピット作業開始時間までの間一旦家に。雪がパラパラ降っていた。そーいや積もるとかいってたけど大したふりじゃないなー。今年も暖冬なのかな・・・。。家で適当に年末掃除しつつ時間になったので外へ出ると。。いきなりドカ雪! 既に道にも2,3センチ積もっている。早くいかないと辿りつけなくなる。と思いオートバックスへ急ぐ。しかし国道246もかなり積もっていてみんなノロノロ運転。これはチェーン買わないとまずいかな、とか考えつつ到着。着いたらさらに混んでいた。みんなチェーンを求めて大行列。ノーマルタイヤを買ったけどスタッドレスに替えてもらおうかな・・・。思い切って頼んでみたが品切れ。しょうがないのでチェーンを購入。オートバックスの駐車場はいっぱいいっぱなので一旦出て近くのアルペンの駐車場へ。例の三角の建物の下の駐車場で雪を避けつつチェーンを巻く。同じような事を考えている人が一杯いた。。。となりのエスティマの人は沼津に帰る予定が東名通行止めでチェーンもなく万事休す。「近くに駅ないですか?電車で行こうと思うので・・・」とりあえず海老名駅は教えたがどうするのだろうか?自分はチェーンを巻いて一旦アパートへ戻る。海老名は雨に変わったが目的地の埼玉の方は10cm以上積もって、まだ雪の様子。Yahoo交通情報を見ると圏央道も関越も通行止め。16号もいたるところで渋滞。本日の帰省はあきらめました。。。

2005.1.2
実家の東松山(埼玉)は雪も海老名よりは降った模様。15cm弱といったところか。うちはカーポートのルーフが重みでバリンと一部割れてしまったようだ。冷え込みも厳しく天気予報では最低気温-7℃(今日に限っては北海道より寒いぞ!)。家の前では雪かきではなく氷かき。完全に凍りついていたのでたまたま車に積んでたアイゼンとピッケルを使って見ることに。ただしピッケルは自分に氷の破片がかかるのみでイマイチ削れず。なのでアイゼンを装着して蹴りこんで氷を粉砕。意外と削れた(笑) ただし時おり火花が散っているのが見えた。どうやらアスファルトをこすってしまったようで若干磨り減ってしまった(泣)

2005.2.15
初の冬山に行ってきたが、やはり厳しさと怖さというものを実感した。猛吹雪でホワイトアウトという程ではなかったが、山頂、稜線での地吹雪はすさまじく、氷が顔をたたき風上に向かって静止していたら10分程度で顔が凍傷になるであろうという寒さ。そして猛ラッセルと予期せぬビバーク。日常から較べたら命の危険は確実に高いだろう。ただししっかりした知識と準備を持って望めばそれを極限に小さく出来る事もわかった気がする。ただ今回の山行で雪崩に対する意識が低かったのは反省する材料だ。雪崩危険地帯ではなくとも、圧雪の上への新雪があった場合は表層雪崩の危険性を確認(弱層テスト)するくらいは定石だろう。八ヶ岳にしては雪が多かった1月末の西天狗東稜の新雪は今考えると危険度が高かった気がする。マイナス面ばかり書いたが今回素晴らしい経験もたくさんした。天狗岳山頂で突然晴れた時には本当に大声出して感動した。樹氷の美しさもよかったが1回目の冬山でダイヤモンドダストを見られた事がやはり一番か・・・。今冬再び行くかは未定だが、雪山の魅力は十分に知ってしまったような気がする。

2005.4.10
今期初観戦。対ジャイアンツ戦は敵地東京ドーム。ドームは会社入って2年目くらいにいったきりだから、もしかしたら7年ぶりか?その時は、ゴメスが満塁ホームランを打って逆転勝ちしたのを鮮明に覚えている。今回は仕事仲間の会社が年間契約しているバックネット裏2F席。変化球がよくわかる席だった(逆に高さがわからないが)。さて、試合の方は我がドラゴンズは山本昌が先発。この3連戦、一、二戦を落としているので絶対に負けられない試合。期待通りマサは抜群の緩急と制球でG打線を翻弄。7回3安打におさえ3塁を踏ませないピッチング。出来すぎといってもいいくらいだった。さらに打線が爆発!終わってみれば10−0の完勝!Gは今期初零封されたとの事。今後に期待出来る展開になった。山本昌200勝まであと16勝!!

2005.4.15
ヒサビサに水槽を掃除した。例の発酵式CO2強制添加で水草の調子が改善。。 ヒサビサに魚でも追加してみるかな、この週末でも。


2005.4.29
ヒサビサにかなりのヒット。
この本ぜひともお勧めです。「神々の山嶺」夢枕獏著。ヒマラヤを舞台にした山岳小説で、今年1月に初冬山に行った自分にとって本当にワクワクする内容だった。山に興味がなくても楽しめる内容なんで是非とも読んで欲しいです。月初に見た映画「運命を分けたザイル」原作?はイギリス人2人がアンデスの未踏ルートに挑んだ実話であり、映像もすごいがやっぱり奇跡の生還を果たしたジョーの精神力に尽きるでしょう。実話を変に飾り付けず、その衝撃的なサバイバルがシンプルに描かれていて、冬山をかじった自分には逆にリアルに恐怖が分かりました。2004イギリスアカデミー賞、納得の出来。

2005.5.5
3,4と秩父ミューズパークにテニス合宿に行った。実家の高坂スタートなので、裏道の定峰峠をこえれば1.5hでつくだろうとタカをくくっていたが、GWの渋滞はハンパじゃない。小川町方面に出るまでで1.5h使ってしまった。その後は空いてたが関越練馬から来たUDA組は8時和光市出発で12時半過ぎに秩父到着。GWの渋滞をナメたらいかん事がよくわかった・・・。テニスは当日も翌日もタップリやり、雲ひとつない快晴で強烈な紫外線にやられ相当日焼けしてしまった。。帰りは回転寿司にしてはおいしい「がってん寿司」に行き解散。つかれた〜〜。

2005.5.22
増え続けるリモコンに嫌気がさし、学習リモコンを購入。テレビ、HDDレコーダ、ホームシアター、オーディオコンポ、更にはエアコンまで操作可能!結構便利です。ほとんどのメーカーに対応しているほか、未対応でも学習させる機能があるすぐれものです。リモコンにお困りの方はぜひどうぞ。

2005.6.24
今日はヒサビサに水槽のメンテをした。夏場の維持は暑さとの戦いである。普通にフタして普通にライトアップすると水温が30℃を超えてしまい高温に弱い魚、エビなどは死んでしまう事が多い。水草も種類によっては枯れてしまう。なのでクーリングを行うのだ。まずは照明。水槽と照明の間に木を挟んで距離を作る。あとフタははずす。これだけで大分熱が逃げるので高温化を防げる。ただしウチみたいにアパートで日中閉め切ってる場合はこれでも足りない。その場合に役に立つのがファン。CPUを冷やしているようなものと一緒で水面にあてるのだ。こんなので冷えるの?と思う人がいるかもしれないが原理が違う。水面が波立ち蒸発が促進されるのでその時の気化熱で水温が下がる。ウチはそれで25℃を維持してます。ただしその分水が減る減る。。こまめな追加がかかせまん。それがやな人は水槽用のクーラーにするといいでしょう。ただしバカ高い上に熱が部屋に出るのでクソ暑くなります。ファンの方が断然いいです。

2005.7.1
3日ほど前惨事がおきました。。エンペラーテトラ、ヤマトヌマエビがほぼ全滅。。原因は酸欠か高温か未だ不明。。落ちるはずの水温が落ちてなく32℃を示していた。さらに油膜のようなものが水面を覆っていて二酸化炭素が発散されなかったのだろうか。カーディナル20匹ほどが水面でパクパクして明らかに酸欠の症状。今までファンで冷やしてもこんなことはなかったのに。。ショックです。発酵式CO2をやってたのが関係してるのかなー。CO2噴出口によくできる白い綿みたいのが一杯発生してたのでそれがもしかしたら関係してるのか。。とりあえずCO2は外したが原因を探らねば。

2005.7.16
白馬大雪渓を登ってきました。初めてアイゼンというものの役割がわかりました。前回の厳冬期北八ヶ岳では新雪でアイゼンが効く場所が合計で10分も無かったのだが、今回は締まった雪渓の雪にガッチリと食い込みその必要性というものがよくわかりました。ただし、下りはガッチリ噛む分膝上に負担がかかる!3日経っても筋肉痛が抜けず。。

2005.8.1
今日はチャリのパンク修理のため早く帰った。時間あったんでひさびさ熱帯魚屋へ。水槽を冷やすファンが水かぶって壊れたため代わりを買いに。ついでにこの前全滅したエビの補充として今度は高温にも強いミナミヌマエビを20匹ほど追加。あと有茎水草少ないんでパールグラスを購入。家帰ってメシも食わずさっそくセット。ついでにフィルター掃除もしたら。。。つまってるつまってる。泥がひどすぎて流量が相当落ちてた。清掃後は流量が復活!見違えるような働きをしだした。やっぱ掃除はしないとだな。。せっかくだから写真をのせます。ちょっと歪曲収差がひどくてゆがんだ画像だけど角材でリフトアップしたライトの右後ろがドライヤーみたいなクーラー。3時間でしっかり4℃落ちた。これで夏場しのげるかな。ただ安いだけあってうるさいのが難点。CPUクーラータイプの方が明らかに静かです。



2005.8.14
ヒサビサの魚追加。エンペラーが死んだので補充しようと思ったが売っておらず。青色の美しさではひけをとらないインパイクティスケリーを代わりに買った。最近は水質が落ち着いてるせいか、入れたてでもフィンスプレディング(ナワバリ争いで仲間を威圧するためにヒレを広げる動作)する元気のよさ。発色がよくなったら写真をアップします。

2005.8.29
今日は夏休み前半の最終日。昨日まで行ってた旅先の写真をトップと今月写真に上げたが、、自分で言うのもなんだが今回は出来がかなりよくアップしたいネタ多数。「Nature Photo」ページで近いうちに紹介します。

2005.9.4
今日のテニスの帰りの雨はすごかった。。。湾岸線から狩場線にはいって保土ヶ谷バイパスに向かって快調に走行中、ポツポツと降りだした。5秒後には叩きつけるような雨!バケツをひっくり返した雨ってのはこういうのを言うんだろうな、と思った。ワイパー最速でも前がよく見えないのでみんなスピードを60kmくらいまで落とす。それでも深い水溜りにつっこんだ時には「キュィィ〜〜〜〜〜ン!」という音とともにハイドロプレーニング現象が起きてハンドル効かず。。対向車や横を走るトラックの水はねが盛大で前が見えなくなる事複数回。路肩に止めてる車多数。。まともに走るのがこんなに怖かったのは初めてだ。。保土ヶ谷バイパス降りてホットしたのもつかの間、246の入り口が冠水して通れず。バックして相武台前の方を通るルートで帰った。後で見たら、1時間に100mm近い雨量だったらしい。スリップして大破している車も4,5見かけるし、救急車パトカーとも何度か遭遇。豊洲で別れたUDAも高島平付近でヘッドライトまでの冠水で動けなかったとの事。集中豪雨おそるべし。

2005.9.24
次回更新は10.22に決定してしまいました。情報処理の試験を来年の秋本番に見据えて今年の秋はリハーサル受験する事にしたためです。やっぱ暑い時期の勉強は無理!仕事から帰って部屋が暑いと問答無用でビールを飲んじゃうからな。。最近ようやく涼しくなって、中日の優勝もほぼ消えて結構勉強に集中してます(笑)。春に試験があればもっと準備し易いのに。。。

2005.11.13
今日はPMKの引越し手伝いに行った。寮の一部屋のくせに物があるある!まー自分ほどではないがかなりのモンだった。。4階からの下ろしは結構ハード。ただし引越し先は1Fなんであっという間に終了。寿司ゴチになりました!

2005.11.21
11/19に中央アルプス木曾駒ケ岳に行ってきました。今冬初のアタックは天気に恵まれ南アルプス、富士山がよく見えるほど。気温は-10℃くらいまでしか下がらず稜線の強風も大したことはなし。ただ、宝剣岳南稜のやせ尾根や鎖の岩場はさすがに緊張しました。一発ミスであの世行きなもんで。。

2005.12.13
いや〜〜〜最近かなり寒い。。家帰ると室内10℃以下。。。防寒してないからこの前中央アルプスいった時より寒く感じる。。けどこの冬また八ヶ岳あたりには行きたいと思う今日この頃。。

2006.1.1
みなさま、あけましておめでとうございます。昨年は今までの中では定期的な更新が出来たと自負しております。全然ものたりないなんて厳しい意見はしないで(笑)

2006.1.4
約9年ぶりに職場が変わりました、というか本社に戻ったという事。ま、やっぱたまには環境変化ってのはいいもんすね〜。ただ、30分通勤時間が延びたのと始業が10分早いので低血圧の自分には朝がきつい。。横浜経由なんで今まで無縁のラッシュもあるし。。

2006.1.12
職場の環境変化?のせいか、体調崩しました。。。熱だしたのなんか久しぶりだ。。高麗人参酒でどうにかなるかな? 栄養の塊だし効くでしょ!!と思いこんでお湯割り(笑)

2006.1.22
今日は有明でテニス。コート外は雪がかなり残る寒さの中2時間。長い年月をかけた片手バックハンドがついに・・・。完成とまではいかないがコツをつかんだかも。エナンばりのトップスピンをかけたいなーー。そう、28、29日でこの冬 第2弾「厳冬期 南八ヶ岳入門 硫黄岳」に行く事に決定。-20℃以下の厳しい世界だけど樹氷とかキレイなんで写真にご期待ください。

2006.1.29
厳冬期の八ヶ岳中級編として、硫黄岳に登る予定でしたがランク1つ上の赤岳に登りました。寒さはアルプスにも引けをとらない八ヶ岳ですが今回は天気が落ち着いてました。先週は稜線で-35℃くらいまで下がったらしいですが今日は-15℃をちょっと下回るくらいか?それでも山頂付近にでればものすごい風!かなり達成感のある山行になりました。トップの写真は帰りの行者小屋で昼ごはんを食べているときに、ふと我々のピッケルがいい具合に並んでいるので撮りました。

2006.2.6
今年はの冬は寒いけど、一昨日2cm積もって今日もまた雪。。寒いんで風呂屋にいったら雪のせいもあってか結構空いてて気持ちがよかった。露天風呂で雪を見つつあったまるのも悪くないなあ〜。ここであったかい焼酎があればサイコーに雰囲気出るんだけどな。。などと思いつつ冬山の事なんかも考えたり。この雪の中迷ったら命にかかわるが、今はなんてのんびりくつろいでいるんだろう。。そのギャップに苦笑しつつ今年の冬もあと一回くらいは行きたいな〜〜、、などと考えてしまう今宵の雪見風呂でした。  p.s. 帰りは道路にも積もりだしてて結構あぶない。かなりの勢いで降ってるし明日の朝が心配だ。。

2006.2.11
2番目の水槽。ずっと手付かずだったが今日のテニス帰り、ひさびさに町田のティアラにいって45cm2灯式蛍光灯とラスボラ20匹、クリスタルレッドシュリンプ6尾、それと水草少々を買った。やっぱり照明が明るいと水草が映える。とりあえずクリスタルレッドをマクロで撮ってみたのでのっけました。



2006.2.12
数日前、大学生3人が八ヶ岳赤岳周辺で遭難。まさに2週間前登った場所のすぐ近くだ。天候がよくなかったようで道を誤ったようだ。比較的安全な冬山と八ヶ岳は言われているが、天候次第では危険度はかなり変わってくる。さらに昨日は八ヶ岳硫黄岳で雪崩。8人ほどが巻き込まれ、重傷者も出たようだが幸いにも犠牲者は出なかったとの事。安全な冬山なんて無いもんだな、、つくづくそう思う一週間であった。。

2006.2.17
下で書いた硫黄岳の雪崩、死者が出ていたようです。冥福を祈るとともに自らの気も引き締めた。前回登山でルート変更の前は目標としていた山だ。特に危険な谷やカール地形ではないところで、普段雪崩などないところでも何が起こるかわからない。。やはり冬山は怖い。。

2006.2.19
今日は引っ越してから未だ探索した事がない自宅周辺を回った、、といっても車だが(笑) ところが!そこで思いがけない発見をした。今まで最寄の国道である246は、距離的には近いのだが立体交差しているため信号2+踏み切り1を通らないといけず5分はみないといけなかったが裏道発見!踏み切りも信号もなしで2分で行ける上、多少東名町田I.C寄りだ。引っ越してから2年近くたって初めて知った。。ナビなんかじゃ絶対に出さない道(ついてないけどね(笑))、やっぱ実地調査は大事?

2006.3.25
3/19の冬山遭難。。他人事ではなかった。自分はPMKの結婚式があったので山には行かなかったが、無ければ行こうとしていたに違いない時期だった。冬山が終わる前に一回行こうとUDAと話していたからだ。この日、日本列島を爆弾低気圧が通過。爆弾低気圧とは1日で24ヘクトパスカル以上下がる急発達する低気圧の呼び名だ。今回も日本上空では普通の低気圧だったが、暖気と寒気のぶつかりで急速に発達。北海道あたりに進んだ時は台風なみの960ヘクトパスカルくらいまで成長。その最中に登った人は往きは晴れていても下りは急速に天気がくずれ、低気圧通過後は吹雪やホワイトアウト。そのまま猛烈な吹雪が丸1日以上続いたらしい。そんな中ではもちろん下山など出来ない。滑落の危険もあるしルートを間違えて谷に迷い込んだらおしまいだからだ。よってフォーストビバーク(問答無用で露営する事)となる。稜線の寒さはハンパではない。夏山でも3000m級ともなると夜になればツエルト(簡易テント)なしでは凍死する場合もあるのだ。今回遭難凍死事故があった八ヶ岳では気温氷点下20℃。そこに風速20mの強風が吹いていたのだから体感は-40℃。分厚いアウターを着てツエルトに入っても暖かい飲み物やストーブなしでは長くは体力を維持出来ない。天気がよければ楽しい冬山も一度荒れると春先でも厳冬期以上の怖さがある。この爆弾低気圧、その存在を知らなければ自分達が踏み込んだかもしれないのだ。今まである程度は天気図を読んで荒れない事を予測して入山していたが、それでも足りない自分達に気づかされた気分だ。ちょっと、しばらく入山する気がなくなるような出来事だった。。犠牲者の冥福を祈るとともに今後の教訓としたい。

2006.3.26
登山のページを完全に分けたのでこっちのトップに山の写真使うのはやめました。実は本日、スタジオを復活させました!かつてない忙しさでまいってたのでなんか他の事やらんと・・・?と頑張りました(笑) もちろんボーカルブースはないけど録音機材は全てセッティング完了。MIDI機器がないのでとりあえずドラムの音源モジュールをリズムマシン代わりにしてます(ドラム音しかないけど)。PMKの結婚式でちょっと音楽やったのがきっかけで、また若干だけど意欲が戻ってきたかな〜。いつまで続くかはわからないけど、ちょいと作曲でも出来たらなーというこの頃です。

2006.4.22
どうにも更新できません。。忙しすぎで時間がないです。GWが削られるかの瀬戸際!休みも出つつ、会社から近い有明で週1は無理やりナイターテニスをして気を紛らしてます。GW明けには少し時間が出来そうなんで更新予定。ただネタが。。熱帯魚も放置状態(笑)だし山も行ってないしなー。今年は残雪が多く5月も雪崩れる危険高そうだし。。テニスは5年かけて片手バックを習得しつつあるので密かな楽しみになってます。。

2006.4.25
時間はないけどとりあえずトップだけ替えました。一昔前に命の次の次の次くらいに大切だといったフラメンコギターです。4ヶ月は弾いてないな〜。たまに世界遺産とかの番組でスペインが特集されると必ず音色が流れるのでそのたびに「また弾きたいな〜」とは思ってるのだが。。。しばらくの辛抱かな。。

2006.5.20
今日は初めて千葉マリンスタジアムにいってきた。そう、交流戦でわがドラゴンズとの試合があるからである。雨の予報だったが一転して晴天。急いで球場へ向かった。球場までのバスでは渡辺俊やらいろんな選手がアナウンスするサービス、しまいにはボビーもいろいろ言って「へ〜〜」とちょい驚き。球場はきれいな感じだが風がすごい!今日はたまたま強かったのだが逆風15m!打撃練習、ウッズ以外はスタンドまで届かなかったようだ。試合の方は今期ここまで負けなしの朝倉が先発だったが、ウッズのタイムリーエラー(翌日DHだった・・・)やらでストレスがたまる内容。全く盛り上がれずに0-5負け。。平日の疲れが更に増すような内容だった(笑) マリーンズの応援を生で見るのは初めて。なかなかのもので一見の価値はあるでしょう。

2006.5.30
6/11、ヒサビサのテニストーナメント参加決定。Gと組んでの初勝利を目指します。最近ボレー技術が若干?向上しだした我々の成果を見せる事が出来るか?惨敗でなければレポートします(笑) 心配なのは安定しない自分のストロークとGのスタミナ。暑いとまずいでしょう。

2006.6.11
結局、テニスの試合は雨天のため中止。。Gと朝早くに千葉までいったのに急に降ってきて残念な限りでした。その後雨等でまた間が空いたが、ここに来てまたうちのチームもテニス熱が上がってきました。。8月には再度参戦予定!勝てばレポートします(笑)

2006.7.16
ヒサビサに有明全員集合。小雨パラつく中なんとか最後までできた。収穫はスライスか。。バックハンドの強打は20本に1本まともなのが出る程度でまだまだ課題あり。。終了後はヒサビサもんじゃ。「おかめ」のやきそばはうまいが、スタミナもんじゃはNG。もんじゃに卵をいれてはいけません。水気がなくなってもんじゃでなくなる。

2006.7.17
屈辱の千葉ロッテ戦以来の観戦は横浜スタジアム。ここ数年はハマスタ観戦で負けてない。18時プレイボールだが早目に行ってバッティング練習から見た。。ウッズは飛ばしすぎ、場外4本! 広島新井の弟も一軍登録されレフト上段へポンポンと打ち込んで将来が楽しみ。試合になると、雨がパラつき中止になるのでは?とヒヤヒヤさせられた。ウッズは本番でまったく飛ばせずある程度予想通り。。安定感抜群の佐藤充が7回まで完璧に抑えてたが8回につかまった。2点差を追いつかれ結局雨が激しくなり、10回コールド引き分け。。雨で非常に疲れる観戦となってしまった。。8月には神宮とドームに行くのでそれに期待かな。

2006.7.22
真冬の赤岳(八ヶ岳)以来、半年山に登ってない。。ただ、今年はついに普通の人同様に夏休みが取れるので、槍・穂高連峰に挑戦しようかと。行けたら1000枚は写真撮ってきて公開したいところ。

2006.8.05
8/4の金曜は仕事帰りに神宮直行。3回表から見られた。あまりの暑さにビール4杯も飲んでしまった。。しかし、試合は惜敗。。佐藤充!防御率No.1の意地見せてくれよまったく。。

2006.8.06
来週の試合(テニス)に向け真昼間に練習。ただし今日は異常な暑さで、有明でも熱中症注意のアナウンスが流れるほど。昨日の酒が残っている自分には体力的にきつかった。。来週に向けた調整には程遠いデキでちょい心配だかな。。

2006.8.07
6日の日曜はまたもや神宮に。ここ数年神宮では実は勝ちゲームがない。一昨年の優勝の時も勝てば胴上げというゲームを逃しているしどうにもついていない。今日も先発朝倉がソロをぽんぽん浴びて2点リードを許したまま終盤8回まで進みいやな予感。。しかし!! ここで一樹(井上)がやってくれた! 逆転の2点タイムリー2塁打! その後は平井・岩瀬の必勝リレーで1点差の「らしい」勝ち方。ジンクスを打ち破れてよかったよかった。

2006.8.12
Gと組んでのダブルス参戦。遠く千葉まで行ってきた。雨が心配されたが、朝の時点では何とか持ちそうな感じ。湾岸、首都高、京葉でことごとく渋滞に巻き込まれ30分遅刻してしまい、すぐの試合開始。初戦は、序盤こそ堅さがあり1-3とリードを許すも、徐々にペースをつかみ4-4に持ち込む。ただしプレッシャーがかかる場面で踏ん張りきれず4-6で惜敗。。2試合目は、最初に2ゲーム連取されるもその後落ち着いて相手のミスを誘い6-3で勝利!(Gと組んでのダブルスは5戦目で初勝利) 3戦目もそのままの勢いであと一歩の5-4まで追い詰めたが、、、ミスが続き5-7でまさかの逆転負け。。いろいろと課題も残ったがまずはGとの初勝利を喜びたい。ただ、悔しさものこるな〜。。またすぐにでも試合をしたい気分だ

2006.8.19
東京ドームの外野指定に初めて行った。ハマスタ、神宮に較べて応援が熱い熱い! まあ、Gがレフトの一角も占めるような席配置にしてるせいでDの応援団が集まってるせいもあるとの事。ドームで太鼓応援のそばだったからかなりの音響の中での観戦となった。試合は山本昌が好投し、岩瀬につなぎ完封リレー。見に行く試合で井上がよく打ち選手会長頼もしい限り(笑) これで観戦2連勝!

2006.8.26
数年ぶりにまともに泳ぐためにプールに行った。もしかしたら5年ぶりくらいかもしれない。というのもここ最近どーもスーツのウエストがきつくなってきた。。体重を測ったら、、、なんと60kgの大台に。。しかもこの前実家に帰った時に体脂肪を測ったら、16%。。2年くらい前に座間のスーパー銭湯で測った時は9%だったからかなり結構ショックだった。体重自体、高校水泳部時代からずっと58をキープしてたのについにのってしまった。。。30を超えて代謝がおちたせいもあり腹筋も落ちてきて脂肪がついたか?夏場のビールの飲みすぎか?・・・とショックを受け、あの頃に戻れるか?という挑戦の意味も込め週1で行く事を宣言! というわけで行ったのだが、、海老名の北部運動公園は出来たばかりでかなりキレイ!市営で一回400円と安いのでいい発見をしたもんだと結構満足。ヒサビサに泳いだが50m続けて泳ぐのは結構しんどい(笑) 現役(高校水泳部)時代は1日4km泳いでいたというのに。。 少々情けない思いをしながらだが25mおよいで休んで、たまに50m泳いで、というのを繰り返し30往復くらいはしたか?短水路(25m)なので1.5km。 たまにFr(自由形)でダッシュをすると二の腕の後側がピキピキする(笑)感じがしたりしてまたまたショックを受けたりした。ただ泳ぎ終わった後の爽快感というか心地よい気だるさ?が妙に懐かしく、また来ようという気になりプールを後にした。。翌日はかなりの筋肉痛(笑) やっぱ急にはりきりすぎるもんじゃぁないな。年を考えろという事か。

2006.8.28
9/半ばの連休で穂高登山が決定。1月の八ヶ岳以来の登山だ。9末になれば日本で一番美しい涸沢カールの紅葉が見られるが、ちょいと早いか? まあ最近は結構運動するようになったので体力的には心配はしてない。最後になるかも知れない?D70で1000枚は撮ってこようかと思うのでご期待ください。

2006.9.3
今日も先週に引き続いてプールへ行った。日曜の夕方だが先週の土曜夕方に較べ、やや混雑。ちょっとストレスを感じる状態で泳いだ。FrとBrを繰り返しおよぎ約20往復。1kmで切り上げたが先週のような筋肉痛はなさそう。体改造計画?に向け手ごたえをつかんだ(笑)

2006.9.24
金曜夜出発で穂高へ強硬登山してきました。通常2泊3日か3泊4日でいくルートを1泊2日で踏破!・・・相変わらず無謀な事をしていると思う方もいるかもしれませんが、、しょうがなかったのです。ここを逃すと当分行けなそうで、しかも紅葉をとるには今しかチャンスがなく。。とはいっても結局紅葉は二分程度でこの写真が一番いい方かな?涸沢カールの紅葉の見ごろはわずか2、3日であっという間にカールを上から下へ駆け降りてしまうのです。この超ハード登山については詳しくはALPINISTで紹介していきます。

2006.10.1
穂高登山、どのくらい強行かというのを高度記録にまとめました。最後の岳沢からの降りは通常2時間のところをハイペース&ノンストップで1時間余りで降りました。途中で休むと2度と動けなそうな気がしたからです(笑)。ちなみに日曜に帰ってきて、水曜までは階段を下りるのもつらいほどの筋肉痛(過去最高です)。丸1週間たった今日もわずかではありますが筋肉痛が残っています。恐るべし穂高(というよりムチャなペースが原因か。。)

2006.10.3
この前の涸沢カールはいよいよ今週末が紅葉の見ごろのよう。4日間ぐらいで終わってしまうのは高山のせいか。。ちなみにそこの写真はここで見られます。「涸沢カール」

2006.10.8
ヒサビサのテニストーナメントにUDAとともに参加。。。いつになくレベルが高く屈辱の全敗。最後の試合は5-5から5-7で負けるという精神面の弱さが露呈。。修行が必要だ。。

2006.10.9
今日はドラの胴上げがあると見越して神宮のチケットを取ったのに・・・・。 岡本〜〜〜。なんで3ランうたれんや!計画台無し! マジック1で迎えるはずがマジック2。しかも阪神試合なし。。というわけで今日は勝ってもマジックが1になるだけ。。レフトと3塁側はチケット取れなかったのでなんとライトスタンド指定席(ヤクルト側)。けど意外とドラファンもいるようで「あーおんなじ考えで夢破れたのね」と共感してしまった。
試合は序盤先発中田の調子がイマイチで先制を許しそうだったが、満塁のピンチでラミレスのあわやセンターオーバーのあたりを英智のファインプレーで救う。それからはドラペースで井端のツーランやウッズの満塁ホームランできまり。8回にはレフト側に立ち見応援にいってマジック1の雰囲気を味わってきた。球場はウェーブが出たりするほど盛り上がって、、、やっぱ岡本の逆転スリーラン被弾がなければなー、、と改めて思ってしまうわけでした(笑)

2006.10.11
昨日はわがドラゴンズが優勝したが。。。仕事で会社泊まりでまったくテレビ見られず(泣) トーチュウしか見られなかった。

2006.10.13
先週末は北アルプスで多数の凍死者がでる嵐となった。2週間前に行った穂高で一人では立っていられないほどの猛吹雪。K2に挑戦したようなベテランガイドでも味わった事のないブリザードだったとか。。冬の北アは世界でも有数の豪雪地帯。アタックしていい時とあきらめる時の判断が改めて重要だと思った。ただ、天気図からこの荒天を予測していた人もいたのも事実。知識で危機回避できればそれが一番。。出来なければ最初からいくべきではないと痛感させられたような気がする。

2006.10.15
最近仕事が忙しく、、ついやってしまった。衝動買い(笑)。穂高で広角レンズの画角が足りないと思っていたのでSIGMAの10mm〜20mmの広角ズームを買ってしまった。10末に北岳に行くのでその時にデビュー写真といきたい(ドカ雪がなければだけど)。

2006.10.25
日曜、北八ヶ岳にトレッキングに行った。6時間の行程予定だったが、ルート変更して行った三ツ岳が予想外に岩場が本格的で時間を食ったためコースを大幅変更。けど穂高を味わった自分でも面白いと思う場所もありなかなか有意義だった。ただし昼食ではチョンボをしてしまった。酸素10倍水などと名前を付けられた飲み物はよくあるが、、今回は味がついていた。。レモンやリンゴの味でラーメンの湯に使って食べたら。。。こんなまずい物は食べた事がないというシロモノに・・・。みなさん、山にはやっぱり真水が重要です(笑)。登山初心者のYTK同伴だったので岩場でのタイムロスを考慮しムリな行程は取りやめ下山。早目に上がったので帰りにサントリーの白州工場にいったが、、、うまいね〜。「白州」は。まあ山崎の方がもちろん格上だけど、12年が300円で飲めてそれだけでうまく感じた(笑)

2006.11.18
Mg less氏の日記 その1
過労によるストレスと変わらぬ飲酒でマグネシウム欠乏症になりました。シャレにならない症状なので改善作戦にでます。成功するか不明ですが、日記にでも書いていこうかと。。。失敗したときはあるいは。。

2007.4.30
ひさびさのまともな休み。。寝不足と生活リズムの狂いからなのか、一度寝ると10〜12時間は寝ないと体が動かない。ただ、寝られる事の幸せはかなりかみしめてるかも。時間あれば初春の槍ヶ岳に行きたかったが、今の体力・集中力でいったら危険か。。テニス合宿1回くらいが現実的な線かなー。7月くらいになれば落ち着いて、更新も出来るかなあという状況です。ここまで書いて気付いたが何気に今年初更新!? なんというブランク!そーいや写真も去年の10月からまったく撮ってないのでトップで使ったのも昨秋の穂高の夜明けです(右は北穂)。今、ニコンからD3が出たら間違いなく衝動買いするでしょう。ストレス発散のため(笑)

2007.8.14
夏休みは皆無に等しいのだが、1日だけ取れたので山に行ってきた。初の南アルプス甲斐駒(白い花崗岩が印象的)。時間がないのでポイントのみ。・体調不良、特に徹夜続きで山に行くべからず。暑さのダブルパンチで心臓が止まるかと思った。。 ・南アルプスの水はメチャメチャおいしい!! 以上 近いうちに時間がとれたら詳しい報告をする予定

2007.9.24
ようやく、、ほんのちょっとだけ落ち着きました。。ほんのちょっとね。なんで、昔の写真を整理して Nature Photo を、夏に登った記録を Alpinist に更新してます。

2007.11.23
落ち着いたと思ったけど全くでした。そんな中、本日待望のD300の発売日を迎えました。実は発売日前の22日に既に配送されてきたようだが、もちろん昼間はいないのでホントウの発売日の今日再配達でGET。まずはうちの90cm水槽でテスト撮影。シャッター音はちょい固い感じがするが切れ味よい感じ。重さはD70よりは約200g重い事もあり、ずっしり感じたが実はほぼF100と同じだ。軽いD70を使い慣れてしまったからか?早速、ノイズが減ったと評判の強化された高感度撮影を実施。ノイズ除去標準でISO2000で撮影したトップのエンペラーの画像はほとんどノイズなくうれしい写り。白トビ・黒トビ抑制の新機能「アクティブDライティング」の効果は、比較するD70が今ないので不明だが、山と空がある写真では威力を発揮してくれそうだ。ちょくちょく写真をアップしてこうかと思います。

2007.11.25
土曜は会社にクルマで行ったので、帰りがけに足をのばしてお台場で数枚テスト撮影した。われわれテニス仲間の間ではもんじゃロード?と呼んでいる有明〜豊洲〜月島間の新しい橋からレインボーブリッジをとった(まあまあなフォト)。ISO800で1.3秒露光。ノイズは最低限に抑えられアクティブDライティングが効いているのかいないのやら白トビはほとんど無かった。ISO2000くらいまでは全く実用に問題ないという印象。MAXの6400はお預けだが近いうちに試してみたい。

2007.12.15
起きたら、夕方で4時だった。。ふと窓の外を見ると夕焼けで空の赤みが綺麗だった。写真でも撮るか!と大急ぎで着替えて装備を整え、裏山の神社(海老名ではそこそこ有名な弥生神社 徒歩2分)へダッシュ!まさに日の入り直前の真っ赤な状況。大慌てで三脚をセットし200〜400mmの超望遠を使い丹沢方面に沈んでいく夕日を捕えた。HPトップの写真も、この写真も画像加工は全くなしで、RAW調整を現像時に行ったのみ。納得のいく写り栄えに満足(とはいっても輝度差の高い写真ではフイルムにはまだ及ばないが)。
家に帰ってからついでに水槽も撮影。夏のひどい状態から徐々に回復している。定期的にCO2も添加しているので一月もすればかなりよくなりそうな予感。


2007.12.24
日曜休出した帰り夜2時半頃、湾岸線に乗ろうとしたところでふと「そういえば、C2(中央環状線)が4号(新宿線)までつながったんだっけ」というのを思い出して行ってみる事にした。せっかくだから葛西J.C.までいってグルっとまわるか?との考えで、湾岸線を東行することにした。乗るとすぐ電光板に「ルーレット族取締り中」の表示。。。やってる事は変わらんかも(苦笑) ま、1周するだけだから問題ないだろう、と飛ばして走り始めた。隅田川沿いの道は高架で眺めが良い。深夜なので夜景というほど電気はついていないが飽きない風景が続く。小菅J.Cから板橋方面は、割と最近開通したエリアで道は走りやすい。ここも開通したてにわざわざ走りにきた覚えがある。そうこうしているうちに板橋J.Cを超え新ルート部分へ。ここがなんとも危険な合流で少しあせった。5号に左から合流し、数百mも走らないうちに右への分岐。こちらがC2の続きだ。環状線といいつつも真っ直ぐは走れない。つぎはぎの首都高ではよくある合流だが、クルマが多いときは注意を要するルートだ。まあ、この時間なので特に問題なく新ルートへ突っ込んだ。すぐに地下のトンネルへ。急に道が広くなって路肩も幅があり、明らかに旧道とは雰囲気が異なる。未来都市の様相を呈した明るいトンネルを飛ばすとあっという間に4号への合流だ。ただ、ここで一つ見込み違いがあり、4号は下り方面にしか行けない。C1(都心環状線)からC5(渋谷線)経由で東名に乗ろうとしていたので予定が狂った。仕方なく下って環八経由で帰るか、、とルート変更。高井戸で降りてガラ好きの環八から東京I.C.を使って帰った。家についたら4時過ぎになってしまったが、そこそこ気持ちのいいドライブが出来た。C2は品川まで延びたらC1の渋滞が、相当解消するとの事で楽しみだ。真夜中のC2ドライブオススメです。

2008.1.1
昨日まで仕事だったので本日(31日)1年ぶりに実家へ。日が暮れる頃に出発。いつもどおり129号から北上するのだが、西に見える丹沢の夕焼けがなかなか綺麗だった。先週同様「新しい道好き」のくせが出て、意味も無く八王子〜中央道〜圏央道〜関越道〜鶴ヶ島というルートで帰る事にした。八王子から10kmも西に行くと相当な山中になる。まっくらなところに八王子J.C.があり2007年につながったばかりのあきる野〜八王子間を走る。ここもほとんどがトンネルで独特の地下空間が続いている。ところどころ地上に出る部分は深い山で、真っ暗なところが多い。あっという間に青梅を通過してしまったが、中央とつながったせいか時期のせいかはわからないが、意外とクルマが走っている。青梅までしか開通してなかった頃は、前後見渡しても1台もクルマなしって事がしばしばあり、作った意味あるのか?といわれる圏央道(何気に20回くらいは利用しているが)。ようやく利用頻度が上がってきたのだろうか?全開通すれば相当な利便性になると思うがいつになる事やら。。そういえば今年度中には、川島I.Cまで延びるらしい。時間が取れたらまた行ってみるかな。。

2008.1.5
思いたったが吉日、明日(1/5)は山だ! そう決めた。実は数日前から天候がよさそうなので考えてはいたのだが、今冬こそは最低3回は山にいくぞと決めていたので決断は早かった。ただ、急に決めたことでパートナーに恵まれず初のソロ山行となる事に。3年前の初冬山で厳しいビバークとなった八ヶ岳・天狗岳のルートを取ることにした。今日(1/4)は仕事はじめだったが30日まで忙しかった雰囲気そのままの重苦しい雰囲気。意を決して7時に「早退」した。このプロジェクトになってから11時より前に帰る事はまずありえないので、皆あれっという雰囲気でこちらを見るが強い意志で無視して帰った(笑)。8時までしかやっていない横浜の好日山荘で足りない装備を整え、準備は万端。ただこの頃から体に違和感がある。これとは別に筋肉痛の症状が手足と腰に出ている事に気付いた。昨日、年末出来なかった大掃除をした際に、壊れた29インチのブラウン管テレビ(30kg以上)を捨てるため外に出したのだが、どうもそれが原因らしい。明日大丈夫かな、、と思いつつ車にチェーンを積むところまでして就寝。 翌日起きると、、どうも体が重い。くしゃみを連発しどうも風邪っぽい。かなり悩んだが、元々去年1年で弱った体。無理してもしょうがないとの思いと、自信の無さで、案外あきらめが早くついた。やはり単独での冬山というのが行動を慎重にさせたのか。。残念だが今冬初登山は来週以降に持ち越した。ただ次週の予定が決まり兄のYTKとテント泊での八ヶ岳登山をする事となった。1週間でコンディションを整えようと、再度決意をしたのであった。

2008.1.14
今年初の登山。冬のテント泊初挑戦+3年前のフォーストビバークのリベンジ。氷点下20℃を下回る中、テント内温度も-8℃となる寒さとの戦いでした。近日Alpinistにて更改予定。

2008.1.30
(1/26)今初2回目の冬山。新雪が降った丹沢にUDAと行く事にした。今回はテントではなく山小屋を利用。ルートは、大倉登山口〜塔ノ岳〜蛭ヶ岳(泊)〜檜洞丸(ひのきぼらまる)〜西丹沢登山口を予定。ただし、前日の準備で夜が遅くなり出発が遅れたため、1日目は塔ノ岳の尊仏山荘に泊まる事にした。塔ノ岳は相変わらず登山者が多く、かなりの人を抜いたりすれ違ったりした。雪は中々出てこず、800mくらいまでは夏道同様。その後は凍結している箇所があり、いつ軽アイゼンを出そうか迷ったが結局頂上まで使わずに登った。天気は晴れを想定していたが実際は曇り。明日は晴れるので縦走が楽しみだ。(続く)

2008.2.2
(丹沢1/26夜) 山小屋にチェックインし、宿泊カードを記載する際に行き先を記入するのだが、そこで「西丹沢」と書くとヒゲさん(山小屋のオーナー)は、ちょっと首をかしげて「ヒル(蛭ヶ岳)からボラマル(檜洞丸)はトレースないよ」と、勧めかねるルートであるとの事。とりあえず「明日蛭ヶ岳まで行ってみて(いくかどうか)決めます」と答えた。夕飯までは2時間ほどある上、休憩なしの直登でメシを食べなかったせいもあり、やたらと空腹になってきた。昼飯用に持ってきたインスタントラーメンを作ることにした。いつもはチキンラーメンを持ってくる事が多いが今回は北海道塩ラーメン。これがヒット!チキンラーメンなんて目じゃないや、というぐらいUDAも自分も気に入ってしまった。3年くらい前の秋の八ヶ岳で、我々がコッヘルも持っていない頃に見かけた登山者が、行者小屋でチキンラーメンを食べているのを見て「うまそ〜〜」と思って以来意味も無くチキンラーメンを持参していたが、それも卒業のようだ(笑)
少しくつろぎながら、飲んだ水を補充するために外の綺麗な雪をコッヘル満杯に入れて持ってきた。それをストーブの近くに置いて溶かす。1/3ほどになってしまうが、何度か雪を継ぎ足して300mlくらいの水にはなった。山小屋で売っているので買えばいい話だが、500mlで400円もするしせっかくの冬山のメリットを生かしたいので時間つぶしに水作りにはげんだ。
夕飯はカレー。ラーメン程度では腹の足しになっておらず、おかわりまでした。明日の朝はおでんとの事。食事後は、自分のふとんに戻ったのだがここで驚いた。窓の外が東京方面の夜景で瞬いていた!よし、写真でも撮るか!と準備する。自分はもちろんカメラ(D300)を持ってきているのだが、夜景を目的に持ってきたわけではないので三脚はない。他の登山客で夜景目的の人たちは三脚を準備している。あまり知らなかったが、ここ(塔ノ岳)は美しい夜景が見られる事でかなり有名らしい。3年前に来たときは、曇りがちでほとんど気が付かなかった。アウターを着込んで外に出ると何人かが三脚を立てて撮っている。自分はないので得意の(?)カメラ置き撮りを試みる。カメラを置けるような台になる場所は一箇所しかなかったが、そこで表紙の写真とセルフタイマー記念写真は撮る事が出来た。ヒゲさんが言う「函館なんて目じゃないよ」というのはある意味納得できた。近くの夜景は山にさえぎられて見えないのだが、標高による遠景の眺望はすごいの一言。真鶴方面〜平塚〜江ノ島〜三浦半島がはっきり見え、その先は東京湾、更に房総半島までくっきりと見えるのだ。かなり小さいが東京タワーも確認できた。さらに北側に目を移せば灯りがずっと続き八王子から更に遠くまで見える。そんな夜景の話や、最近始めたテント山行、近頃の山小屋のありかた?についてヒゲさんと語りつつウイスキーを飲み消灯(20:00)を迎えた。(続く)

2008.2.6
(丹沢1/27)夜中に、急にくしゃみと鼻水の症状が出て結局2時間くらいしか寝られなかった。5時過ぎには起きてザックの準備を始める。今日は歩行距離が長いので、朝食を食べたらすぐ出られるようにするためだ。6時ちょい前に朝食を食べすぐに出かける支度をした。外では日の出を撮ろうと何人かが三脚を立てて待っているが、日が出る方向が若干曇っておりベストではなさそうだ。そんな中、軽アイゼンを装着するが12本爪のアイゼンしか持っていないUDAは、この程度の雪で付けたら恥ずかしい、と妙な意地をはって靴のままでいく模様。すぐに丹沢山方面に向け出発した。西側には昨日見えなかった富士山が雪をまとってどっしり構えている。途中朝日を浴びた相模湾方面を撮りながら進んだ。夏道とほぼ同じ時間をかけ、1時間で丹沢山に到着。みやま山荘は冬季休業のはずだが、中に人がいる模様。週末だけは営業しているのだろうか。ここの主人は、あの有名な小西政継とダウラギリ(世界7位)にアタックした経歴を持つ人だ。ここに泊まる機会があったら是非ともその頃の話を聞きたいものだ。きれいな雪を食べてのどを潤し蛭ヶ岳に向け進んだ。ここから蛭ヶ岳は夏道なら1時間半〜2時間弱の道のりだ。ただ、このあたりはこの山行中で一番雪が深く50cm程度の積雪が常時ありペースは若干落ちた。アップダウンもかなりあるので、随分前から見えてはいる山頂が一向に近づかない。結局、丹沢山からまるまる2時間をかけ蛭ヶ岳山荘に到着した。途中、相模湾方面の素晴らしい景色に出くわし、かなりいい写真が撮れた。-5℃くらいの気温ではあったが、服一枚で登った。前回、服のレイヤードを失敗し汗だくになり、テント内で凍りつくという経験をしているので、今回はこまめなレイヤードを心がけていたのだ。頂上で山小屋の主人を呼びいろいろ聞いたが、西丹沢方面はトレースがなく、夏道6時間+アルファはかかるだろうとの事。仮に8時間かかるとすると、今が10:30なので18:30にはなってしまう。西丹沢自然教室の最終バスは17:30なので間に合わない計算になる。終バスがなくなってもタクシーで行けるが、金もかかるし暗くなって歩く時間もありそうなので、今回は断念する事にした。とはいえ、今来た道を戻るほど芸がない事もないので、UDAの車は大倉登山口に置きっぱなしではあるのだが、北へ向かい焼山登山口を目指す事にした。ここでも5〜6時間はかかるルートだ。期せずして丹沢主脈ルートを辿る事になった。主人に聞いた話では、蛭ヶ岳山荘は昨晩6名の宿泊のみ。しかも2人は夜7時を過ぎての到着で最後の人は消灯後の20:30くらいの到着だったとの事。なんとも危ない限りだが、それほどのラッセルだったのだろうか?素晴らしい景色を脳裏に焼きつけ北側斜面を下る事にした。下り始めるとすぐに雪が深いことがわかった。ここの登りは大変だったろうなと思いつつぐんぐんと高度を下げていった。途中、富士山の展望が素晴らしい箇所があり写真をとった後、原小屋平という場所で昼食を取る事にした。ラーメンと今回初めてチャレンジするレトルトのシチューだ。シチューは封を切らずに温めるタイプなので、もちろん水は無駄に使わず雪を使い溶かした。沸騰後7分ほど火を通せば出来上がり。これが相当にいけて二人とも感激してしまった!重いので長い山行には向かないが1泊程度であればこの食事はかなり上質だ。体があったまるし塩分も取れる。風がなくポカポカしていたので(とはいえ0℃くらいだが)50分も休んでしまった。最後にココアを飲んで出発。姫次という峠を過ぎるとあとは延々と下りだ。軽アイゼンなのでアイゼンだんごが大きくなり、足が重くなってきた。歩きづらい事この上ないのでここで外す。UDAは結局この山行で一度もアイゼンを使わなかったようだ。北側なので標高600mくらいまでそこそこの雪が残っていた。退屈な下りがひたすら続き特筆する事はなし。書くとすれば下山口のバス停で1時間近く待たされた事。あまりの寒さと空腹で、思わずコッヘルでお湯を沸かしカップラーメンを食べてしまった。あとは、ここから向かうのが橋本駅なので厚木を経由して渋沢〜大倉登山口と、小田急にバス3路線という小旅行になってしまった。結局海老名の家についたのが20:30。ビナウォークの焼き鳥屋でお疲れ会。以上、1泊2日の丹沢主脈縦走記でした。。  P.S.筋肉痛は2日くらいで収まったが、膝を痛めたらしく週末まで歩くのが辛かった。。(弱ったもんだ)

2008.2.7
海老名に引っ越して4年近く経つが、ヒサビサにドラムを組み立てる事にした。近頃はバンド活動もしていないのだが、無性に叩きたい衝動に駆られていた事、年間リミット寸前で残業禁止となり若干時間が出来そうなこともあり、「いっちょやるか〜〜」と押入れから引っ張り出して組上げた。下の緩衝材を入れていないのでまだバスドラは叩いていないが、スティックを持つ手がなんだか素人のように戻っていた。。特に左手のダブルストロークがなんとも心もとない。しばらくは基礎練からやり直しかなあ、けど叩ける事が楽しみでわくわくしてきた今日でした。

折りたたんだ状態のヤマハの初代サイレントセッションドラム DTX (version2)

2008.2.12
この3連休でドラムを完全にセットした。土曜日にはYakKENが来て、部屋全体を防音した?実績を元にいろいろと小細工を実施。サイレントドラムといえどもバスドラだけは振動がかなり出るのでその吸音を実施。相武台にいた頃を思い出した。今日は、足系の器具が振動でずれるのを防ぐためいろいろと滑り止めになるものを買ってきてセットした。おかげで長時間叩いてもずれないハイハットペダルとキックペダルが実現できた。おかげで叩きすぎて手にマメが出来る始末。その後はギターを弾きまくった。バンドをはじめたばかりの頃のような懐かしい感じを味わえて?なかなか充実した連休になったかなー。

2008.2.16
自分でもびっくりしたが、何と4ヶ月ぶりのテニス。なかなか時間が取れず気付いてみれば10月以来のテニスとなった。Gとサシでのプレイとなったが、ボレー・ストローク・サーブともなんだかすごく退化した感じで自分の体ではないよう。。おまけに翌日は結構な筋肉痛。随分からだが弱ったもんだとショックを受けてしまった。

2008.3.9
冬の硫黄岳に同僚のKJと登ってきた。標高2200mくらいの赤岳鉱泉にてテント泊。前回(黒百合ヒュッテ)は-20℃を下回る厳しい寒さで、テント内は-9℃程度まで冷えこんだのに対し、今回は外気温は-12℃程度。ただし、テントに外張りをつけてないので夜中にはPROTREKで計測不可となる-10℃以下となった。テント内条件としてはほぼ同等。酷寒の黒百合ヒュッテでの経験をいかに生かせるか、が課題であったが寒さでほとんど寝られなかった前回に対し今回はかなり眠れたと思う。まず、大活躍だったのがテントシューズ。テント内はもちろん、小屋に行くときもこれをはいたまま行ける。さらにシュラフにそのまま入っても問題ない。ダウンの量が多めのものを買ったのでシュラフ内で足が寒いという事はほとんどなかった。あと、根本的に改善されたのがシュラフマット。前回アルミの銀マットだったのに対し、サーマレストを採用。断熱性能がまったく違った。体を置いてない場所に移動するととたんに冷えたアルミマットに比べ、雪から伝わってくる熱がほとんど遮断されているようで、地面からの冷えは格段に減った。以上がよかった点だが、まずかった点としては2つ。まず、テント内が完全に平らになっていなかった事。寝ているうちに体がマットからずれると途端に寒くなるのだ。2点目は枕。替えの服の袋を使ったがすぐにずれてしまう。改善の余地ありだ。これらが解決出来れば次回はそうとう快適に寝られるのではないか?という手ごたえを感じた。
登山自体は、天候に恵まれ写真を撮るには最高の状況。雪は深いがトレースがあり問題なし。天気が良すぎて日焼けをしてしまうほどだ。3月上旬にしては気温が高く、厳冬期用アウターを着ていかずレイヤードは成功。ただ暖かすぎて赤岩の頭付近の急登・トラバースは、雪崩れるんではとヒヤヒヤものであった。下りの赤岳鉱泉ではビールまで飲んだ。冬山では初の体験だ。次回は、谷川岳か北アでテント泊をしたいと思う。

右のマットがサーマレスト(150cm)。埋まっている缶は冬山で初めて味わったビール(笑)

2008.3.14
この冬は、強い決意を持って5回は登ろうとしている。去年1回も行けなかった反動ではあるが既に3回。予定では、今週末にUDAと富士山。YTKと谷川岳(テント泊)。あとは、涸沢カール付近の山に登れればと思っている。トップは2年前の八ヶ岳登山(赤岳)での富士山。直前の降雪を見極め、富士山特有の突風に注意しつつ登りたい。

2008.3.31
富士山はパートナーのUDAといろいろ相談した結果、危険度を重視し延期。変わりに今週は北アルプス西穂高に行ってきました。・・・正直危険です。人におすすめ出来ません。とはいえ、達成感は相当のものであるし、景色は過去最高と思えるものでした。雪をまとった穂高連峰を初めて間近に見ることが出来たのも感動でした。近いうちにレポートしたいと思います。

2008.4.3
山行日記 3.29 西穂行きを決めたのは、出発3日前。富士山に行こうと思っていたが、8号目以上はアイゼンが1mmしかささらないツルツルのアイスバーン状態。万一転倒して万一滑落を止められなければボブスレーのように滑り落ちてしまう。1500m滑落して死亡、とのニュースも聞いた事がある。その距離を落ちて岩にあたらない確率は極めて低い。いろいろ調べた後の結論が「やめとくか・・・」(笑) チキンの我々はあっさり富士山を中止した。ただ、これは恥ずかしい事とは思っていない。山の状態、己の力量を見極め、駄目だと判断したときに引くのは勇気ある撤退!という事にしておいてください(笑)。
前日に天気をみたが、あまりよくなさそうな雰囲気。ただし冬型が緩み天気は上り坂、吹雪く心配はなしと判断して決行することにした。
当日は行くまでに予想外の問題に見舞われた。花見まっさかりのこの土日は、どこの道も大混雑!さらに、、待ち合わせの八王子I.C.に行く途中の国道129が事故のため通行止め。。仕方なく迂回路として16号に回ったがここも大渋滞。。1時間以上ロスして新穂高温泉に向かう事になった。ロープウェーの最終は16:30。ただし、それでは山荘到着が18:00を過ぎてしまうので、我々は14:30または15:00の便を目指していた。山小屋に17:00以降に入るのはリスクがある。それも冬ならなおさらだ。終ロープウェーになったり、乗り遅れたら翌朝の始発で一気に頂上を目指すか、、などとヤキモキしながら車を進めた。結局八王子I.C.を出発したのは11:00過ぎ。。最低4時間はかかる道のりなので中央道を飛ばした。
いつもは、運転を「疲れた」などといって変わることはないUDAだが、平日の疲れがあったらしく八ヶ岳Pで運転交替。ヒサビサのマニュアル運転を楽しんだ。

2008.4.4
山行日記 3.30 松本I.C.を降りたのは、結局13:40くらいだっただろうか。ひたすら上高地方面を目指す。天気は薄曇りで山の上の方はガスが濃い。UDAは冗談めかして、山中止して温泉でも行こうぜ、などといっているがここまで来て登らずに引き返すのは二人とも絶対に避けたい思いだ。少々天気が悪くてもつっこむぞ、くらいの攻撃的な思考になっていた。冬の上高地は、釜トンネルの入り口以降は通行止めだ。そこから山道を通り、西側の新穂高温泉方面を目指す。交通量は少なく15:00過ぎにはなんとかロープウェー乗り場の駐車場についた。駐車場は無料でうれしい限り。天候が悪そうなので山小屋に確認すると、この時間からでも、小屋まではトレースがあるから問題ないとの事。15:30の便で登る事にした。大急ぎでザックのパッキングを済まして、乗り場へ。この時間から登山スタイルで上がるのは、我々以外にはいなかった。相変わらず、登山前に余裕がない我々であった(笑)。2つのロープウェーを乗り継ぐと、西穂高口だ。視界はかなり悪く、登ってきた一般観光客にとっては残念な事だろう。時間がないので、周りには目もくれず登山口方向へ。アイゼンはまだ不要そうなので即出発。曇り空で小雪舞う中を登りだした。最初は緩やかなアップダウンが続いたが、途中から結構な急登になった。思わず丹沢のバカ尾根を思い出しそうな急斜面。新雪なので、キックステップで雪を蹴りこみながらグングン高度を上げた。ルート図では夏道で1時間半のコースなので、ノンストップで1時間ちょいでいけるかな?と思っていたら、あっという間に山小屋が見えてきた。何と50分。どうやら冬季は、夏場には取れないコースを直登するルートになっているようで、逆に早く移動出来る結果となった。雪山には結構そういう箇所があり、夏場はボロボロした岩場で登山ルートにならないが、積雪期は雪のおかげで安定したルートになるのだ。八ヶ岳の主稜もそのよい例で、厳冬期は登り甲斐のあるバリエーションルートになる。
入り口には、「布団1枚につき1人」の表示。山小屋は、非難小屋になりうる性質上、宿泊者を断ることは無い。おそらく夏場の最盛期には、あの表示が「3人」に変わるのだろう。想像したくもない(笑)。ちょいと高い(9200円)宿泊手続きをすますと、金曜までの疲れが溜まっている我々はすぐ布団に入った。夕食まで1時間弱あると思い休んだ。(続く)

2008.4.8
山行日記 3.30〜31 夕食は先着順に2組に分け時間をずらしたため、我々は7時前くらいからになった。ここの食事は、、、う〜ん、宿泊9200円にしては?という感じでぶっちゃけ今までの山小屋でワ○○トか。。食後は、図書室?のようなところがあり、山関係の本を見ながらすごした。ここはよいです。寝る前に外に出てみると星空が出ていた。薄曇りなので、自宅で見る星空と変わらなかったが明日に向け期待をもてそうだ。ベッドに入り、持ってきたウイスキーをチビチビと雪割りで飲みだした。なるべく軽く、かつアルコール量を持ってきて酔うためにはウイスキーに限る(笑)。 それにしてもこの小屋は非常に暖かい。後で知ったが、夜は最低気温−16℃くらいまで下がったらしい。にも関わらず毛布2枚でOKだった。この前の丹沢(尊仏山荘)の方がよほど寒かった感じだ。相当断熱効果のある作りなのだろう。
その後、9時くらいには寝たが、11時30分くらいに起きてしまい、またチビチビとウイスキーを飲んだ。。結局なかなか寝付けず3時半くらいまでは起きていた。
朝は5時半に起き、登山準備をした後に朝食だ。さっさと片付けすぐに外に出た。青空も出ておりいよいよという感じで胸高鳴った。
ちなみに、登山後見たヤマケイのHPでは我々が登った後の西穂情報は以下の通り。

<<本日の状況 04/01 (火)雪、風強し、最低気温-14.4℃、最高気温-8.9℃。
小屋の周辺 山荘周辺の積雪280cm。先週より積雪50cm増えました。
登山道 昨日からの降雪は30cm以上積もり、多いところは腰までのラッセルあり。山荘迄のトレースは消失しています。入山の際はアイゼンとワカンもしくはスノーシューは必携。看板やリボンを確認しながらお越しください。上高地〜西穂山荘は入山者少なく、ルートファインディングできる人のみ可能。独標より先は、冬山熟練者以外の通行は厳しいです。焼岳方面積雪期は迷いやすく、冬期は通行者ありません。
装備 4/中旬まではまだまだ冬に近い状態ですので、冬山装備でお越しください。冬山装備必携(ワカン、アイゼン、ピッケルなど)、サングラス。
注意 最近は晴れた日は一気に気温が上がり、崩れた日は視界を全く得られない程まで荒れたりと、状況は極端に変わります。春先は雪崩発生の可能性も高くなります。ルート以外の場所を歩いたり、沢筋に入ったりすると危険です。冬山では、時間に余裕をもった無理のない計画を。山荘到着目標15:00にして、早めに行動を終えてください。
その他 今日の午前中は吹雪でロープウェイも運休。午後から運行を開始しました。日の出5:37、日の入18:11。当山荘は通年営業です。天気予報は、岐阜県飛騨地方や富山県、長野県北部の予報を参考に。>>

普段は、西穂から先の奥穂方面が「熟練者以外厳しい」という書き方だが今回は独標(どっぴょう:2701m)から先でその形容詞がついた。
6:30過ぎにはアイゼンを付け、ほぼ真東に向かって登山を開始した。(続く)

2008.4.8
山行日記 3.30〜31A 天気はよく、西の笠ヶ岳方面や東の蝶ヶ岳方面の眺望が素晴らしい。独標(2701m)までは尾根ではなく、だだっぴろい斜面を登る感じだ。途中素晴らしい景色をカメラに収めながら進む。独標の直前には、こんなところで?という場所にテントを立てて泊まっているパーティーがいた。出発後1時間あまりで独標に到着。ここからの眺望はなかなか素晴らしい。東にはピラミッドピークの先、西穂山頂〜奥穂方面も見えた。このピークで朝飯?を食べているすれ違いパーティーがいた。風も無いので、格別の展望レストラン状態か。
ここから先が。。ヤマケイの週報通り一気に難易度が上がる感じがした。まず独標の下りがいきなり急斜面で難しい。雪山でここまでの岩場は中央アプルスの宝剣岳以来か。。正直少しビビってしまったが、アイゼンとピッケルを効かせ、気分を夏道同様にもって後ろ向きに下っていくと段々と落ち着いてきた。ここからがこの登山の核心部。西穂まで大小いくつものピークが連なるが、それを超えたり巻いたりする道はかなりの危険箇所。ナイフリッジ状の痩せ尾根がいくつもあり緊張感が高まる。ただし景色は本当に抜群の素晴らしさで、前日の雪で奥穂方面はあまり岩が露出している箇所もなくまさに純白の穂高。相当数の写真をD300に蓄える。
ナイフリッジ状の尾根は、雪屁が発達していて踏み抜けばあの世行きか。ただしトレースがしっかりあるのでそれほど危険は感じない。ただ、一箇所だけ小規模で斜面は緩やかだが、雪屁を登らざるを得ない斜面があった。雪崩れてもそれほどの規模にはならないから大丈夫、と自分に言い聞かせ無事に通過。8時過ぎには、ピラミッドピークに到着。少々水分をとってすすむと途中で雷鳥に出会った。2003年の室堂以来か? かなり近い位置にいるのだが、あまり逃げようとはしない。レンズが超広角のみだったのであまりアップでは撮れなかったが、まっしろい保護色となった姿が印象的だった。。その後は写真を撮るのも危険な斜面が続く。西穂山頂直下は、55度以上はあるだろうという急斜面か。しかも新雪でアイゼンがあまり効かないので、ピッケルを深々と突き刺して一歩一歩登った。
そして、9時丁度に西穂山頂(2909m)に到達した。

2008.7.14
山行日記 3.30〜31B 西穂頂上。天気はやや薄曇りになってきたが、近くの穂高連峰は一望出来る。日本第3位の奥穂高を中心に、右に前穂、左に北穂の眺望は壮観だ。左奥には槍ヶ岳がみえるはずだが、視界が悪くなり残念ながらはっきりは見えなかった。寒さはほとんどない。(厳冬期は過ぎたが)冬の北アルプスの山頂でここまで風がないのも珍しいのではないかと思えるほどだった。記念写真をタップリ撮りつつ景観を脳裏に焼き付けた。ちなみにここから東方向は全くトレースがない。西穂〜奥穂間は無雪期でも一般ルート最難関と言われる危険コースであり、冬季は格段に難易度が上がる。ザイルを使ったスタカットクライム(支点を使った確保をしながらの登攀)の上級技術が無い限り通行不可能だ。トレースは全く無くこの冬も何パーティーが通ったのだろうか?というほど危険な気配が漂う。
頂上を十分堪能し、いよいよ元きたルートを戻る事になる。上り最後の急斜面は降りるにはかなりの緊張を要した。雪が深く安定感がない中、ピッケルのスピッツェを深く刺す事でバランスを取る。もちろん前向きに降りるのは不可能だ。ピッケルを使ってこのような急斜面を下るのは初めての経験でかなり緊張した。というのもバランスをとってるようでもずるずると滑る感触が常にあるからだ。ただ、あまりにビビると逆に体が縮こまって斜面への結合力が弱まり危険だ。ある程度思い切りよくピッケルとアイゼンを効かせ少しずつ降りた。ここをのりきると、あとは正直怖い箇所はない。リッジ状の尾根がいくつも連なるピラミッドピークまでの帰り道をゆっくり楽しんだ。帰りのルートで気付くのだが、南東側斜面はどこも雪屁が発達している。実際の地形がわからなくなるほど雪が張り出すので、うっかり足を乗せたら本当に危険だ。

2008.8.4
山の日記も中途半端ですが、、、マサ(中日ドラゴンズの投手:43歳)がついにやりました。200勝達成!!!経過が気になって仕事どころじゃありませんでした。家かえって祝勝会でへべれけになったので詳しくは今度書きます。
どうでもいって人が多そうだけど(笑)

2008.8.14
10〜12日に、槍・穂高縦走を行いました。またハードなスケジュールを組み、初日は3時起きで上高地〜槍ヶ岳山荘。2日目は大キレット・北穂超えの涸沢カール。3日目は上高地戻り。天気に恵まれ心に残る山行でした。。。が体力の限界。。最後はもう1歩も歩けませんというくらい疲れ、計画の無謀さを反省。近いうちにレポートします。その前にいいかげん西穂を終わらせんと(笑)

2008.8.15
体重が過去最高になり、最近ダイエット?とはいかないまでも、食事や運動に気を遣っている。3週間前に週1回水泳をするようにして、家でも筋トレをするようにしたら2週間で2キロ減った。4キロ減らすのが目標だったので、北アルプスの登山で完了かな?と思って帰ってきてから測ってみると、、、、なんと2.5Kg増えていた!?
なんでだ?? と思ったが原因はすぐわかった。パンパンに張った足! 異常なむくみで足が信じられないくらい硬くなっていた。後でいろいろ調べたが、脱水症状になると体が尿を抑えるホルモンを分泌するらしい。とはいえ登山では喉が渇くのでかなり水を飲む。完全な水太りというわけだ。このホルモンは数日はひかないので体重もあまり変らなかったが、昨日になって普通に腎臓が機能しだしたのか?一気に3Kg減った。。 人間の体は奥は深い・・と思う出来事でした。

2008.8.16
山行日記 3.30〜31C 帰りのルートでは蝶ヶ岳が尾根越しに見える素晴らしい景観だ。中でも超広角レンズでパースを付けた、ピラミッドピークを臨むこの写真は自分のお気に入りだ。独標を登り返すとあとは、一気に下るのみ。雪のクッションで膝に負担がかからず体力的には楽な下りだ。あっという間に西穂山荘まで降りた。ここで昼食をとり12:30前には西穂高口に到着し、この冬4回目の冬山は無事終了した。


最後に… 素晴らしい景観が味わえ個人的には大満足した西穂ではあるが、正直(冬季は)あまり人に勧められる山ではないと思う。雑誌等で冬山初心者コースとして取り上げられる事もあるが、初心者は独標までだろう。そこから先は一気に危険度があがり厳冬期八ヶ岳赤岳、初冬の宝剣よりもグレードは上かと思う。初めて冬の西穂に行く人はそのあたり注意すべきでしょう。

2008.8.19
槍・穂高・大キレット山行日記 @8.10
登山をするものなら誰もが憧れるルート「槍・穂高縦走」。わずかな夏休みを利用してそのルートに挑戦する事にした。ただし、穂高の縦走をまじめにすると2泊3日では到底回りきれないので北穂から涸沢カールに下り横尾を経て上高地に戻るルートとした。今回北穂に登る事で、奥穂・前穂・西穂と合わせ穂高4つのピークを登りきる事になる。

1日目
朝3時起床。3時半に海老名を出発して前泊していたUDAと上高地へ向かう。道は空いており7時には沢渡(さわんど)に到着し、タクシーで登山基地の上高地へ。7:30には行動を開始した。今日の目標は槍ヶ岳山荘。コースマップでは以下のような目安時間が書いてある。

上高地〜3時間5分〜横尾〜1時間45分〜槍沢ロッヂ〜1時間〜槍沢大曲り〜1時間〜天狗原分岐〜2時間半〜槍ヶ岳山荘

計9時間20分の行程だ。ただし、今までの経験で昼食を入れても1割以上は早く着くだろうという予想の元、行動時間8時間(一般時間 −80分)という目標を立てた。15:30に山荘入りする計画だ。夏山は雷の心配があるので15時前後の山小屋入りが望ましい。最近は不安定な天気で雷雨が多いので、これは重要な要素ではある。水分の補給がポイントになるので水とポカリを計2リットル持ち、上高地を後にした。

涼しい樹林帯をテンポよく進み、明神池・徳沢を過ぎ2時間半かけ横尾まで一気に進んだ。一般タイムより35分短縮だ。ここで行動食を口にする。今回はドライフルーツをメインに持ってきた。バナナやアンズ、マンゴーにアプリコットで効率よくカロリーを取得出来、エネルギーを長持ちさせられる。カロリーメイトは、冬の登山で懲りた(水が凍って水分なしでは食えたものじゃない)のに対し、ドライフルーツは食べやすくて気に入った。
横尾からコースが別れ、涸沢方面は釣橋を渡り槍方面は梓川沿いを直進となり、ここからは初めてのコースだ。横尾まではほぼ平らなのに対し、ここからは傾斜がでてくるが疲れは無かったので一気に槍沢ロッヂまで進んだ。到着は11時半で計50分短縮。このペースなら15時につけるのでは?と思うほどのいいペースだ。山小屋で昼食をとった。自分はカレーでUDAは山菜うどん。小屋の前にはフィールドスコープが設置してあり、槍の穂先にセットしてある。円錐形の頂が木々の間からわずかに見えた。30分弱の休憩を終え再度行動開始。朝に較べやや雲が出てきたのであまりゆっくりは出来ない。ここから1000m以上高度を上げる事になる。登りだすと、今までとはうって変って胸を突くような急登(高度記録参照)だ。とたんに心臓が早鐘を打ち出した。水泳をやっていた事もあり、心肺能力に不安はないがこれまでのようなペースでは進めない。樹林帯がなくなった事もあり、汗が噴き出した。大曲りは12:35、天狗原分岐は13:25通過。高度計はぐんぐん数字が上がるが、体力的には一番きつい場所だ。その直後、標高2500m付近で湧き水があり、冷えた水で喉を潤し気分的に回復した。このあたりになると残雪が結構あり、雪渓上を歩く箇所もある。14時頃になると、ロッヂで一瞬だけ頂を見せた槍が再び見え始めた。ゴールが近づき気分が楽になるがここでちょっとしたアクシデント。UDAが股関節を傷めた模様。歩き方の改善で痛みなく進めるようにはなったがペースはかなり落とさざるを得なくなった。最後の300mはかなり体力を消耗し、槍の穂先は目の前に見えるのに、中々近づかぬゴール。高山植物と槍を含めた景観が唯一の癒しでそれ以外は辛い時間帯であった。
そして、いよいよ槍ヶ岳直下の槍ヶ岳山荘に到着。時間15:45になったので、合計行動時間8時間15分(一般時間 −65分)というコースタイムだった。心配した雨もなく無事1日目は終了。16時を過ぎても天気が良いのでこの時間に槍の頂上まで登っている人が何人も見えたが、我々は明日の早朝に楽しみを残しゆっくり休む事にした。

2008.8.24
槍・穂高・大キレット山行日記 A8.10〜8.11
チェックインを済ませ、ビールを1杯だけ飲んだ。うまい。。。部屋(32人部屋)に案内され、荷物整理と汗を拭いて一息。布団は一人に一枚で安堵した(ハイシーズンは最悪3人で1つの布団)。夕食は3交替制。一番後の組で食べた。いつも通り(山では)おかわりしてエネルギーを補給。食後は部屋に戻り軽く横になるつもりが、深い眠りについてしまった。。夕焼けに染まる槍を撮ろうかとも思っていたが、疲労のための休息欲求の方が主張が激しかったようだ。8時過ぎに目が覚めたが、結局ごろごろしながらそのまま眠りにつく事にした。
・・・室内が暑くて眠れない。。時計も見ると23:30。ちょっと気晴らしに外にでも涼みに行こうと思ったが、20秒経たずに強風と寒さのあまり玄関に戻ってしまった。水を飲みつつ、(時計で取得した)今日の高度記録を携帯に手で打ち込んだ。PRO TREK(CASIOの登山用時計)は15分ごとに高度を自動記録出来て便利だが、なぜかメモリが50回分しかない。9時間も行動すると36個分を消費してしまうので2日ともたないのだ。なので携帯にメモして一旦クリアする必要がある。泊まりの登山では、今までもこうやってHPの高度記録は作ってきたのだ。その作業を終えていよいよ眠る事にした。

翌朝3時半には目を覚ました。UDAは既に起きて準備を始めようとしていた。日の出が5時なので余裕を持って4:15頃には出発しようという算段だ。さすがに寒いので、レインウェアを上下に羽織ってさらに手袋をした。まだ真っ暗に近いのでもちろんヘッドランプ必携。結局スタートは4:20になった。槍の頂上までは30分。急な岩場ではあるがハシゴが多くそれほど難しいところはない。25分ほどで3180mの槍ヶ岳頂上に着いた。東の空がうっすらと明るくなってきている。カメラを構えた登山者達がご来光を納めようと寒さを凌いで待っている。自分の狙いは正直日の出ではない。日は出てしまえば5分もたたない内に、地平線のグラデーションが薄まり平凡化してしまう。逆にここから数分間がモルゲンロート(朝焼け)に染まる側の撮りごろになるのだ。日が昇る頃には頂上は大渋滞!下りの渋滞に巻き込まれたらかなわないので、日が出て数分したら降る事にした。そして下りの斜面から斜光に染まる大喰岳、穂高方面を狙う事にした。狙いはバッチリで渋滞に巻き込まれず、かつ赤く染まる穂高方面をD300で捉える事が出来た。戻ると丁度朝食の準備が出来ていた。今日も行程が長いのでさっさと準備を済ませ出発する事にした。
ザックのパッキングをして小屋前で記念写真を撮った。この頃が槍の渋滞ピーク。昇り降りの人たちで行列になっているのが写真からもわかるだろう。
作戦成功に気をよくして南進を開始した。

2008.8.31
槍・穂高・大キレット山行日記 B8.11その2
今日の予定は以下の通り。

槍ヶ岳山荘〜2時間20分〜南岳〜2時間〜大キレット(A沢のコル)〜1時間半〜北穂高岳〜2時間〜涸沢ヒュッテ

一般タイムで計7時間50分だ。6:40にスタートしたので昼飯と休憩で1時間追加しても15:30着。だが今の疲労度を考えると正直自信が無かった。それくらい足の筋肉痛が激しく膝も痛みがあった。とはいえ、昨日のようなキツイ登りはないのでなんとかなるかな? と、やや不安を抱えながらのスタートとなった。とはいえ雨が降ったり体力的に問題があれば(翌日の行程が長くはなるが)北穂高山頂の北穂高小屋に泊まるという手があるので心に余裕は持つことが出来た。
天気は快晴で7時前なのに陽射しが強い。もちろん日焼け止めは塗っているが、手の甲だけは塗り忘れ後でここだけ変色するとう目にあった。南岳の前には2つピークがある。大喰岳(おおばみだけ・3101m)と中岳(3084m)だ。なんら難しい箇所はなく、アップダウンもそれほどではないので雄大な北アルプスの景色を楽しみ、D300のシャッターを切りつつ雲上の縦走路を闊歩した。向かう先には穂高の岩の峰々が。向かって右の西方向には笠が岳、東には常念岳を始めとする北アルプス南部を代表する山々が朝日に映えて美しかった。
ほぼ予定通りの2時間15分で南岳に到着。ここからが今回の山行のクライマックスともいえる大キレットの通過だ。途中長谷川ピークや飛騨泣き、最後は北穂高の急登と、今回の山行では一番難易度の高い箇所になる。南岳小屋の前にはこんな看板も出ていて気を引き締められる。
大キレットの展望台という箇所で写真を撮ったが、どこがどう難所なのかは正直わからないが一旦高度を落とした先にある北穂高の存在感は強く感じた。そして、気を引き締めいざ出発!・・・したが、道がよく分からない。行く先は断崖絶壁。正しい針路を示すペンキマークも岩に書かれていない。絶壁を巻くようにうかがっていると大分西側を進んで行く人が一人・・・。あ〜、あっちか(笑) さすがにこの断崖は降りられないよな。UDAと苦笑いしつつ正しいルートに戻った。展望台から戻る際にはルート標識もないので危うく懸垂下降するような絶壁をボディビレイで降りるところだった(笑)

2008.9.18
槍・穂高・大キレット山行日記 C8.11その3
大キレットは、はじめのうちは普通の稜線だ。序盤こそ急な下りでハシゴが続くが、これといった難所はない。ストックを使った方が便利と思うような稜線が続く。天気がすばらしく、向かう北穂方面や通ってきた南岳が美しく映える。そのため難所という感覚はまったくなく進んでいった。ものすごいナイフリッジを想像していたのでやや拍子抜けな気もした。痩せ尾根と言われるがあまり危険な印象はなかった。というのも、確かに両側は切れ落ちてはいるのだが、前後に大きなピークがあるので高度感を感じないのだ。そのまま進み中間点まではかなり早く進んだ。ここらで槍ヶ岳山荘で買った昼ごはん用の弁当を食べる。赤飯だったのだが堅くてはしでつまめず、そのまま二人でかぶりついて食べてしまった。
今日は平日という事もあるが、昨日までの人の多さがこの大キレットでは全く感じられない。年配の方が多かったのに対して、かなり平均年齢が下がった感じがした。やはりここが難所だというイメージがあるからであろうか。どちらにしろ人が少ないのは個人的には歓迎である(この思いは、この次に登った剱岳でさらに強くなった)。
さらに稜線を進む。少し前から自分達の前にはテント泊縦走の若いカップルがいた。同じようなペースだったのでそれほど距離を取らず進んでいたところ、中年の男性がしゃがみこんでいるところに出くわした。「もう歩けねーなー。ヘリ呼ぶしかねーかなーー。」と、けがをしているわけではないがかなりお疲れモードでグチがでていた。カップルが頑張ってくださいよー、と励ましていたが、確かに体力的にはきつい場所だ。この大キレットではエスケープルートはない。進むか戻るかしかないのだ。山岳保険に入っていれば仮にヘリを呼んでも100万単位の金はどうにかなるであろう。だが登山者としては屈辱的なことであろう。本当にせっぱつまっている様子はないので我々もそのまますすんだ。このような事は山では日常茶飯事である。自分の力量にあったルートを選ばないと何が起こるかわからないのだ。まあ、北穂山荘まではどんなに遅くとも日没までには着くであろうし、なんとかなるであろう(実際、後で遭難したという話はなかった)。

2008.9.24
槍・穂高・大キレット山行日記 D8.11その4
この後は難所の長谷川ピークがあるらしいのだが、見た感じそのような頂きは認められない。
と、思っていたが突然前のカップルが歩みを止めた。「何これ??」と、女性の方がいってあっけに取られている。自分はしんがりを進んでいたが、UDAもストックをしまい「ここからはナメてかかったらいかんな」と、やや真剣モードになっていた。やや下りつつ急激に左右が切れ落ちるナイフリッジになっており、しかもその後急角度で下るルートとなっている。この急下降に女性の方がかなり衝撃を受けたようだ。一人ずつしか通れないので、超慎重ペースで進む彼をを待ち、ナイフリッジ上で待機する。ふとそこで後ろをみたら「Hピーク」とペンキ文字で書かれていた。
そこでようやく納得。ああ「ここが長谷川ピークか」と。確かに噂通りの難所の匂いがする。基本的に急激な斜面は登りより下りの方が恐怖を感じるものだ。とはいえ、やはりこういう所にくるとつい嬉しく?もなってしまう。アドレナリンが出てきてやる気は満々だ。何枚か写真を撮り、通過したカップルに続いて進んだ。
やたらと太い鎖に、助かる場所にある足のステップ(鉄の杭を岩に打ちこんだだけのもの)を使い、緊張感は持ちつつもわりとさっくり通過した。逆側から見るとなるほどと思う。確かに急激なピークになっている。南岳方面からの南下では緩やかな登りのため着いて初めて気付いたが、こちらから見ると堂々としたピークであった。
ここからしばらく鎖場を進むとようやくA沢のコルだ。この付近からいよいよ北穂高岳の急登となる。岩場を進んでいくとややガスが湧いてきた。急な岩場で雰囲気も出てきたと感じ何度かシャッターを切る。その後かなり急な岩場で西側がすっぽり切れ落ちている難所があった。後でわかったがここが有名な「飛騨泣き」であった。すれ違う人は、後ろ向きに慎重に降りてきて見えない足場を足の指先を這いまわす事でなんとか見つけ降りている。これは、下りは相当怖そうだな。。今まで味わった岩場で一番かもしれない。
途中急斜面の登りで、若い3人くらいの男のパーティーが降りているところに遭遇。下っている彼らは山の初心者のようで、「うぉぉ〜〜〜こえーー!」とか「マジかよ!ちょーこえー!!」と大声を上げて、相当エキサイトしている様子だ。この先大丈夫かな、心配しつつもこの後は長谷川ピークの登りだけだし、その後は特に危ないところもないから大丈夫かな?などと考えていたら、、「ラーーーク!ラク!ラク!ラク!」とデカイ声が。下りで浮石を転がし落石を発生させたようだ。・・・う〜〜む、大丈夫かな?相当な時間をすれ違いで待ち、ようやく急斜面を登り始めた。進むと早速後ろから「あぶねーあぶねー!」とデカい声が。。なんて賑やかな(うるさい)パーティーだ、と苦笑してしまった。
その後は、体力的にきつい登りが続き徐々に高度をかせぐ(長谷川ピーク付近を振り返った写真)。頂上まであと100mほどというところで何人かの登山者がある箇所にカメラを向けているのに出くわした。どうやら雷鳥の親子がいるようだ。自分も「よし、撮るか!」と、今回の山行で持ってきた事を後悔することになる標準ズームレンズに交換し何枚か撮った。。が、人が騒ぎすぎているせいでどんどん逃げていってしまい残念ながらろくな写真が撮れなかった。。そして12:40頃、予定時刻よりやや遅れてようやく北穂高岳山頂にある北穂高小屋に到着した。これでついに穂高の4つの頂を全て制覇する事が出来たのであった。

2008.10.1x
X-TRAILのならし運転は終わった。2週間で1000km以上走ってしまった(笑)。だが、オーディオも付けて走り足りない自分は車の大きさにも慣れたので峠に。実はうちから意外と近いヤビツ峠に出かけた。峠のセオリー?通り暗くなってから出発。対向車をヘッドライトで気付けるメリットがあるためだ。ただ行ってみて驚いた。。宮ヶ瀬湖方面から南下してヤビツ峠にいくルートなのだが、道が異常に狭い!実家(東松山)に住んでいた頃は、よくギャランGTOで定峰峠にいったものだが、道の幅では同レベルのものがあった。勾配の差は定峰に軍配が上がるが、コースの長さで言えばヤビツか。時々すれ違うためにバックをするような箇所もあったが走っているうちに慣れてきて結構なスピードで攻めてしまった(笑)。メタルをガンガンにかけて走る気持ちよさといったら。。 いや〜、新車で事故ったら笑えないのでならしで山にいくのはほどほどにしましょう。

2008.10.2
槍・穂高・大キレット山行日記 E8.11その5
大キレット制覇の喜びもつかの間、10分くらいの休憩をとり山頂で写真を撮った後1時ちょい前に下り始めた。天気はやや下り坂か、視界は大分悪くなってきた。正直かなりの疲労と筋肉痛でここから800m近くも降りると思うと気がめいってしまいそうだが、今日は頑張ってカールまでは降りないと明日がキツイ。時間もたっぷりあるので天気がやや心配ではあるが涸沢ヒュッテ目指してスタートした。
いきなり残雪があったが、雪はここだけ。あとはかなり急なくだりをひたすら進むだけだ。時折写真を撮るが、くもっていてぱっとしたものは撮れなかった。ほとんどの人が山で一番つらいのはこの下りだと思うのだろう。ピークを極めるという目的がないのでモチベーションは下がるし、特に縦走で疲れているときは気持ちを奮い立たせないと最初の一歩すら踏み出せない。今までの山行で最も疲れた今回の縦走の中でも、北穂からの下りは厳しいものとなった。実際、山の下りは一番事故が発生すると言われる。足にかかる負担もそうだが、気持ちの面でどうしても緩んでしまうのが目標達成後の仕方のないところだ。どんよりした天気のなか目的地の涸沢ヒュッテ(photo by UDA)はかなり遠くから見えるのだが、一向にゴールが近づく気がしないのもこの下には追い討ちをかけた。
そんな状況ではあったが、最小限の休憩をとりながら一歩一歩進みようやく涸沢カールの下部に到着した。平日ではあるが、夏休みまっさかりなのでテントの数はかなり多い。近くの涸沢小屋ではテラスでビールでも飲んでいるのか、人が大勢出ていた。付近の様子は、UDAがこまめに写真を撮っていたのでそれをごらんください(カールの写真 ,)。
チェックインを済まして部屋にいくと、部屋ごとに名前がついている事に気付く。自分達は到着が遅めのせいか別館だったが、グランドジョラス等有名な名前が付けられていた。我々の部屋名はモンテローザという4人部屋だ。先にチェックインしていた2名の若い男は今回が初の登山らしく、ヤマ○イJOYを持って来ており明日奥穂にいくという事だ。部屋に着くと、ひどい疲れのせいか睡魔が襲ってきた。天気もイマイチで、ここは東斜面でもあり夕方は大した写真は撮れないだろうという事でそのまま寝てしまった。

2008.10.13
槍・穂高・大キレット山行日記 F8.11〜8.12
少し寝るとすぐに夕飯の時間になった。夕飯では、父・息子の二人パーティーと相席になった。息子は小4くらいかだろうか?奥穂に登ってきたとの事。そのまま上高地に戻るそうで、今日の出来事をお互い報告し合い、オヤジさんは酒もまわってごきげんであった。食後一杯ビールを飲み、長時間露光で闇に浮かぶテントを撮ろうと思ったが明るすぎる光源があり失敗。その日はそのまま寝てしまった。
翌日は5時に朝食。だが、昨日の経験で朝日を浴びた穂高を撮るには5:10くらいが最適とにらんでいたので、先に写真撮影。涸沢自体に日が射すのは当分先だが、東側にカメラを向けている人が結構いた。自分は反対の山頂方面にカメラを向け一瞬を逃さないように待ち構えた。そして5:15くらいには赤みが一番増した状態となり、奥穂・涸沢岳方面を何枚も撮影した。
満足のいく撮影を終え、さっさと朝食を済ませ、今日の行程は残り少ないが早めの行動を心がけた。

涸沢ヒュッテ〜2時間〜横尾〜3時間〜上高地

出発する頃は日も大分上がり、山の赤みはまったく残っていなかった。アルピニストの別天地と言われる涸沢カールを、少し名残惜しいが出発。するとすぐに相当な足の痛みが。。 宿周辺を歩くだけで、特に下り階段等がきつかったので予想はついていたが、過去最高クラス?の痛みであった。二人ともペースは全く上がらず、雪渓を後続にどんどん譲りながら少しずつ進んだ。ところが不思議なものである程度進むと痛みも慣れてくる。この苦痛をさっさと終わらせたい我々は一気にスピードを上げた。途中走りながら降りている高校登山部以外は、全て抜いてそこそこよいタイムで横尾に到着した。ここで昨日の父子にも出会い軽く会釈。ドライフルーツを摂り残りの平地を3時間弱かけて上高地まで戻った。痛みに慣れたとはいえこの3時間は本当に長かった。。下山後は梓川で足を冷やしながらビールを飲む!究極の癒しの瞬間であった。。
レポートとしては冬のラッセル八ヶ岳並みの長さになったが槍・穂高縦走は以上です。穂高も全て登頂したことはしたが、西穂〜奥穂間の最難関コースが残っているので次来るのはそこのチャレンジの時であろう。


2008.10.14
秋の八ヶ岳をガイド登山?として二人のビギナーを連れて登った。ルートは、美濃戸から赤岳鉱泉(昼食)を経由し、硫黄岳へ。硫黄岳山荘宿泊の後、横岳〜赤岳。時間に余裕があれば阿弥陀岳も登ろうとしていたが、天気が下り坂という事も考慮し中岳を超えて下山。行者小屋で昼食の後、美濃戸へ戻った。
同時期で既知のルートなのでレポートは省略するが、ポイントだけ記述しておこうと思う。

1.4WDで山を攻める?山行
先日長年乗ったムーヴから買い換えたX-TRAILの四駆を試すいい機会になった。美濃戸口〜美濃戸間はかなりの荒れ道で、4年前にエアロダウンのムーヴでえらい目にあった経験がある(ALPINIST REPORT 2004 八ヶ岳南部縦走参照)。冬は車の乗り入れを諦め1時間かけて歩いていたので、ここを走れる車があればいいなーという思いは持っていたが、早速試す機会がやってきたのだ。結果をいうと、、、サイコー!! 4年前より道は荒れており、この状態ではムーヴでは底が相当に変形しそうな感じではあるが、X-TRAILではまるで問題にならなかった。車高がありサスが柔らかいので、車内はジェットコースター?のような状態になったが、他の一般車が空回りさせたり、底をすらないよう四苦八苦する中をクルージングするように(笑)走ることが出来た。「う〜ん、買ってよかった〜〜〜。。」としみじみ思う瞬間でした。レガシーの後ろにつけたら途端に道を譲られるわ、なんか嫌な性格だと思われそうだが優越感に浸ったドライブだった。
2.食事を楽しむ山行
コッヘルでの調理?というほどの調理ではないのだが、いろいろな食材を持ち込んだ。アルファ米はやはりうまい。五目御飯や山菜おこわは大人気だった。いつも通りラーメンも作ったが、止まっていると寒いくらいの気温なので体があったまってよかった。前回の剱で使えたパスタと合わせ今後はもっとバリエーションを増やしたいところだ。あと、みんなが持ち寄ったお菓子類が新鮮で、色々と試してみるものだなーとつくづく思うのでした。

3.酒を飲む山行!
普段は、UDAとパーティーを組む事が多いので二人で酒を飲むという山行は皆無に近い。今回はゲストの二人の女性が嫌いではないとの事で、2種類の酒を計1リットル持っていった。重さが命取りとなる登山では、必然的により濃い酒を選んで持っていくことになる。となるとウイスキーあたりが妥当な線ではあるが、今回はそれを500mlにプラスで焼酎(泡盛)も持っていった。しかも苦労して見つけた44度のものだ。結果としては酒は楽しめたが、、、ちょっと持っていきすぎた(笑)。結局4割程度しか飲めず、捨てるのももったいないので余計な重みを背負う事になってしまった。ただ、今後の目安になったのがいい経験になったし夜の寝付きもバッチリ。今までの山小屋泊で一番寝られた気がする。
4.トレイルランニング?
赤岳の下りで、犬(ハナちゃん)を連れて登ってくる外国人がいた(写真 by UDA)。聞くと、日本百名山を2月から登り始め今回がなんとラストの100峰目!赤岳を最後に持ってくるとはよくわかってるじゃない?などと自分よりもはるか上の経験者相手に思ってしまった。話はそこで終わらず、帰りに行者小屋で昼飯を食べていたら走って戻ってくる集団が?? カレを先頭にハナちゃんも一緒に走って戻ってきた。はえーな!?おい! と思ったがどうやらほとんどの登山をトレイルランニングしているらしく、こんなホームページまで! 足の筋肉を見て只者ではないと思っていたけど、やるなーー。その後は先に食事を終えてスタートした我々をあっという間に抜き去っていき行者小屋〜美濃戸まで30分で戻るとの事。後ろには、取り巻きなのか触発されたのかわからないが走って追う集団が。ああいう楽しみ方もあるんだ。。あっという間にいなくなってしまったが強烈な印象を残していきました。

5.中央道いいかげんにして欲しい
ホントもううんざりだ。。上り線の渋滞で有名な中央道。小仏トンネルの渋滞は有名だが、今回もつかまってしまった。正直登山よりもこっちの方がこたえる。。UDAに運転はしてもらってはいたが、、本当につかれてしまう。もう一本トンネルを掘れないものだろうか。。

最後は、海老名のいつもの焼き鳥屋でお疲れ会。時間が遅かったせいで、皮やねぎ間すらない状態だったがまあうまかったかな。みんなキャベツ食い過ぎ(笑)
ゲストのお二人は、本格的な縦走は初めてではあったが特に問題なくこのコースをこなせたし、ラスト以外は天気も良かったのでかなり印象深い山行になったのでは? 
北・南アルプスの縦走も経験を積めば出来ると思うのでぜひとも続けてください!

**未公開の写真を一部公開します。赤岩の頭から撮った横岳・赤岳は今年の3月に同アングルの物があったので並べてみました。それぞれのよさがあるけど全くの別世界だと改めて思った。。 中央は双耳峰の天狗岳その右は北沢の紅葉
    

2008.10.19
もう山はあと数週間で冬山。ちょっと気が早いけどトップ写真も衣替えで、厳冬期南アルプスです。3シーズン前に八ヶ岳・赤岳に行くときに、なんと中央道をひた走るUDAの車の助手席から撮ったものです。非常に明るかったので1/640のシャッターが切れ、車内でのブレもなくそこそこの出来ではないでしょうか。右が北岳でゴツゴツした岩場が北岳バットレスです。左は間ノ岳で、両峰とも南アルプスを代表する3000m峰です。

2008.10.20
とりあえず、阪神撃破。。
うれしい気持ちもあるが、クライマックスシリーズの存在意義を疑問視する気持ちが強い自分は
10ゲーム離されたシリーズを勝ち抜いて得る日本一をあえて取ることでまた球界に一石投じてくれればとも思うのである。
なにはともあれ、今日の試合はしびれた。
今日は吉見のピッチングに尽きる!8回裏の1死3塁をしのいだところで今日はいけるかな、と思った。
岩田スイッチは、まあ定石通りだが藤川の勝負を逃げないプライドが結局は勝敗につながったのかな、と。見ごたえある試合でした。
ウッズが打った瞬間、ベンチの周りが総立ちになる中、ピクリとも反応しないクールすぎる落合監督と胴上げで涙を流す岡田監督が印象的でした。

2008.11.04
黒部峡谷に行きました。書きたい事は山ほどあるが整理しきれていないので別の機会に出来れば。。地図に写真をまとめてあるのでまずは見てください。

2008.12.07
今日は、日帰りで西丹沢をYTKと登った。車で西丹沢自然教室までいき、畦ヶ丸〜加入道山を経て戻った。トータル行動時間7時間だがこの冬の登山のトレーニングとしては充分な内容であった。気温は最低でもマイナス2℃ほどでそれほど厳しくはないが登りor下り、日なた日陰で温度差が大きいためこまめにレイヤードをして快適に行動出来た。西丹沢は人が少なく、静かな登山がしたい人にはお勧めのコースがたくさんあります(高度記録アップ済)。

2008.12.26
明日から南アルプス地蔵岳にYTKと登るのだが、今回は車中泊にチャレンジした。朝早くから登山するには早朝起きていく手もあるのだが、寝つきが悪い自分は3時頃出発するとなると1,2時間しか寝られない事になる。なので、この方法は前々から試したいと思っていた。9月に購入したX-TRAILは後部座席をフルフラットにするとシュラフを敷いて2人が十分寝られることはわかっていた。前座席に余分な荷物を置けばテントより広々した空間が出来るのだ。今回は、中央道韮崎が登山口最寄のI.C.なのでそこの手前の双葉S.A.の駐車場で車中泊する事にした。S.A.ならトイレ、食事に困ることはない。到着して前座席も倒して早速フラット部に移動すると、予想外に広い!テントに比べ天井の高さは変わりないが、壁が垂直なのと背もたれがある事で居住性は抜群によい。あまりに快適な空間にうれしくなり「これはバツグンにいい前泊方法だな!」と喜んで二人でがぶがぶと酒を飲んでしまった。登山者に限った話ではないと思うが、こういった手法をとる人達はそこそこいるようで、明らかに一時ストップ以外の長時間駐車している車が夜半には増えてきていた。
あまり飲みすぎて翌日に影響しても間抜けなので、1時頃にはシュラフにて就寝した。

2008.1.6「2008.12.27の日記」
6時の目覚ましで起きると車内は予想外に冷え、シュラフから出ている顔部分だけひんやりした。外はマイナス1℃まで冷え込み、断熱効果があまりない自動車なので車内もあまり変わらない温度だろう。ただ、冬山のテントに比べれば「暖かい」部類に入るので快適そのものだった。
朝食はS.A.の食堂でうどん。準備を終え7時頃には出発した。韮崎I.C.を降りると料金は1350円(八王子I.C.より)。夜間割引が効いて半額!その後コンビニで本日の昼用および非常食を購入。登山口の御座石鉱泉には8時前に到着。駐車場には我々の1台のみ。外に出ると風が吹きつけ寒さを感じた。昨日まで非常に強い冬型の気圧配置で、通常日本海側のみの雪が八ヶ岳や南アルプスまで及んでおり、新雪が積もった事は間違いない。天気は回復傾向ではあるが山はまだまだ風が強い状態が続いているのも予想の範囲内であった。登山届けと今晩のテント場代支払いを済ませ8:35に行動を開始した。
登り始めは登山道が埋まってしまうほどの落ち葉の中を進む。雪はなかなか出てこない。鳳凰三山は南アルプスの中でも積雪が少ないという事だ。途中富士山が見えるポイント、標高1900mほどの場所で昼食を取った。今回は500ccで保温力抜群の「山専ボトル」にミルクティーを入れてきた。冬山ではペットボトルのままではザックに入れていても凍ってしまう事が多い。いちいち沸かさずに暖かい飲み物を飲めるのはメリットが大きい。昨晩入れたものだが熱々の状態で飲むことが出来た。
昼食後登りを再開するが、雪は2000m付近でうっすら出てきたが凍結と溶解を繰り返したようでガチガチに凍っているところが多い。その上に新雪がかぶっているので危険な状態だ。このあたりでようやくアイゼンを装着した。そういえば新しい靴にしたがサイズ調節してないや、と焦ったがそのままフィットし問題なし。硬い氷にアイゼンをきしませながら高度を上げていった。
途中の燕頭山(2105m)の前後から急激に風が強くなってきた。南アルプスは森林限界が高いのでまだ深い樹林帯だが、地上で味わう台風並の風が木々を揺さぶる。パン!というはじけた音がして鉄砲の音か!?とびっくりした。頻繁に聞こえるその音は、木の幹の内部が裂ける音である事が分かった。それほどに風は強く、つい最近倒れたという木をたくさん目にするようになる。いつ倒れてもおかしくないから、下敷きにならないよう注意しつつ進んだ。しばらく進み2200mを超えるあたりから急に雪の量が増えてきた。しかもトレースがない。これも予想の範囲内だが久々のラッセルという事になった。通常ひざ程度、時折腰程度という雪にうまるため歩みはかなり遅くなる。ただし急な斜面ではないのでそれほど体力は消耗せずに済んだ。今回の幕営地までもう少しというところで、ルートが二つに分かれた。標識はないのだが、赤テープが2方に分かれている。斜面を登るコースとトラバースするコースだ。トラバースする方は危険に思えたので斜面を登ったが赤テープが途絶え、方向もゴールとは違うほうに続いている。ここで、YTK所有のGPS(iPhoneアプリ)が役に立った。経度・緯度を測定しトラバースするルートが正しい事が分かった。今回はGPS使用に備え、地図に経度緯度線を引いた形で持っていったのが功を奏した。もちろん携帯電話の電波は届いてないので、地図のダウンロードは出来ないが経度緯度がわかるだけで十分だった。
程なくして標高2400付近の鳳凰小屋に到着。時刻は15:30.年末年始営業は29日からなので無人小屋となっている。ちなみに今日は登山者に誰一人として会わなかった。谷あいの地形とはいえ風が強いので冬季小屋を拝借し中にテントを張る事にした。
晩飯のYTKの奥さんに作ってもらったキムチチゲのペミカンを食べると心身温まり、冬山の醍醐味をじっくりかみしめられた。持参したウイスキーと焼酎をお湯でわり飲み20時には就寝。明日のラッセルに備えゆっくり休む事にした。

さて今日の収穫・反省点としては、
・山専ボトルは非常に便利。冬のテント山行必携アイテムに認定
・iPhoneのおまけ程度のGPSではあるが、自分の位置が分かるだけでも相当役立ちます
・チューブで吸うタイプの背負う水筒は、水筒部分が凍らなくてもチューブ内の水が凍るので使い物にならない
・携帯トイレは非常に有効。要はただのプラスチックボトルだが、テントの外の厳寒の空気に触れず用を足せるのは-15℃を下回る世界ではとても助かります(小のみ可)


 
Return TOP Return MAIN 最近の日記